2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

藤田省三 みすず書房 1997

序 精神の非常時 今日の経験 阻む力の中にあって ナルシズムからの脱却 物に行く道 「安楽」への全体主義 充実を取戻すべく 全体主義の時代経験 現代日本の精神 マルクス主義のバランスシート 三つの全体主義の時代 小さな希望の種子 1996年「みすず」ア…

中井久夫 みすず書房 2006

戦争と平和についての観察 1.はじめに 2.戦争と平和とは非対称的である---まず戦争についての観察 3.「状態」としての平和 4.戦争準備と平和の準備 5.戦争開始と戦争の現実 6.戦争指導層の願望思考 7.日露戦争がなかったら 8.開戦時の論理破綻と「戦…

小田切秀雄編 筑摩書房 1971

一夕観 其一 ある宵われ牕にあたりて横はる。ところは海の郷、秋高く天朗らかにして、よろづの物凛乎として我に迫る。恰も我が真率ならざるを笑ふに似たり。恰も我が局促たるを嘲るに似たり。恰も我が力なく能なく辨なく気なきを罵るに似たり。渠は斯くの如…

片山正樹訳 二見書房 1974

片山正樹訳 二見書房 1974

ドゥルシラ・コーネル 仲正昌樹監訳 御茶の水書房 2006

前書き 第一章序論--共に生ぎること:心的空問、そして性的平等への要求 個体化のためのミニマルな条件の平等な保護 法的平等をめぐる競合する諸理論 第二章分断された自己とさまよえる子宮 イントロダクション 身体的統合性と個体化のための杜会的で象微的…

レアード・ハント 柴田元幸訳 朝日新聞社 2006

1ノア-オーパルの手紙・オレンジ色の目-ノアの許に箱が届く-ヴアージルと盗品の映写機-ヴァージル登揚、ノアの心が漂い出る-ルービー飛行を語る-鶏小屋-オーパルの手紙、開花-ノアとマックス、さまざまな歴史的考察、ニュー・ハーモニー探訪-五十パーセント…

水林章 みすず書房 2005

山城むつみ 『新潮』10月号2006、250-255

ハーヴェイ・ジェイコブズ他 国書刊行会 2006

見よ、かの巨鳥を! ネルスン・ボンド ギャラハー・プラス ヘンリー・カットナー スーパーマンはつらい シオドア・コグスウェル モーニエル・マサウェイの発見 ウイリアム・テン ガムドロップ・キング ウィル・スタントン ただいま追跡中 ロン・グーラート …

坂東眞砂子 朝日新聞社 2006

矢野久美子 みすず書房 2002

序論 第一章亡命知識人アーレント 1アーレントの不在と存在 2最後のドイツ系ユダヤ人 3「われら」と「亡命者」のあいだ 第二章「政治」と《あいだ》 1断崖の思考 2「思索日記」の語るもの 3〈対等〉の条件 第三章アイヒマン論争と《始まり》 1最後の…

ウルズラ・ルッツ/インゲボルク・ノルトマン編 法政大学出版局2006

ノート191953年9月-1954年2月 1953年9月(つづき) [1]無人支配としての官僚制 [2]政治における理解 [3]無題(偉大さと深さの次元は緊密に結びついている) [4]昔のことが恩い出され、頭から離れない [5]アリストテレス『政治学』第7巻第14章…

ウルズラ・ルッツ/インゲボルク・ノルトマン編 法政大学出版局2006

ノート1 1950年6月-1950年9月 1950年6月 [1]無題(赦し・報復と和解) [2]人格-自我-性格 [3]「この世に別れを告げぬ間に」---E・デイキンソンの詩) 1950年7月 [4]無題(過去-現在-未来) [5]思考-行為 [6]感謝はキリスト教的美徳ではない […

Bradford Morrow Viking 1995

PART Ⅰ THE HILL Los Alamos to New Tork and Long Tieng, 1944-1969PART Ⅱ THE FOREVER RETURNING New York and Long Tieng to Chimayo, 1968-1993

柴田元幸編訳 松柏社 2006

地下堂の査察 エリック・マコーマック Do You Love Me? ピーター・ケァリー どこへ行くの、どこ行ってたの? ジョィス・キャロル・オーツ 失われた物語たちの墓 ウイリアム・T・ヴォルマン 見えないショツピング・モール ケン・カルファス 魔法 レベッカ・ブ…

秋月龍萊 講談社学術文庫1778 2006

まえがき Ⅰ誤解だらけの仏教 第1章仏教は「無霊魂論」である 第2章仏教は本来葬式・法事に関わらない 第3章仏教は「輪廻」説をどう考えたか 第4章「輪廻」説をどう超えるか 第5章仏教は「無神論」である 第6章「梵我一如」説は仏教ではない 第7章なぜ「梵我…

伊藤俊太郎 講談社学術文庫1780 2006

学術文庫版への序文 第一講十二世紀ルネサンスとは何か 一はじめに 二十二世紀研究の動機 三十二世紀ルネサンスヘの視角 第二講十二世紀ルネサンスのルートと担い手- 一十二世紀ルネサンスのルート ニ先駆者(一)尊者ピエール一 三先駆者(二)バースのアデラー…

大人のための精神病理学 計見一雄 講談社学術文庫1773 2006

序章 第1章「意図のセンター」の障害 〈ケース・プレゼンテーション〉 1昔船大工の世界 2金縛りが一ヵ月続いたお嬢さん 3「意図のセンター」の浮上 〈時間感覚が歪むということ〉 4ずれていく時間 5ヒトにとっての時間 第二章リンビックシステムの暴走 〈名…

消尽 湯浅博雄 講談社学術文庫1782 2006

まえがき 序章バタイユ的領界内的経験と異質学 1「逆説的な哲学を練り上げる」 2内的経験あるいは〈無神学〉の探究 3異質学の模索聖なる杜会学、ファンスム論、王権論 異質学、聖なる社会学 4消尽贈与非知等価交換と表象作用を超えて 第一章動物性と人間性 1…

自分と向き合う「いのち」の思想 森岡正博 トランスビュー 2005

はじめに 1いのちのとらえ方 死を前にして起こること。 こころの問題 誰も教えてはくれない。 医療って何? 医療の外側の問い 正解はない2「条件付きの愛」をどう考えるか 生きる意味がわからない 目隠し装置としての宗教と国家 「癒し」の意味 存在肯定へ…