R.ブルトマン,杉原助訳,大貫隆解説,日本キリスト教団出版局,2005.3.24.
1,1-18:序文
1,19-51:洗礼者の「証言」Μαρτυρια
a)1,19-34:洗礼者の証言
b)1,35-51:最初の弟子たちの召命・
A.第2-12章:世に対する「栄光」δοξαの啓示
序幕:第2章
1.2,1-121顕現の奇跡
2.2,13-22:宮清め
I.2,23-4,42:啓示者との出会い
a)2,23-3,36:イエスとイスラエルの教師
α)導入部12,23-25
β)世の「審き」κρισιζとしての啓示者の到来:
3,1-21(十3,31-36).
1.再生の秘義:3,1-8
2.人の子の秘義:3,9-21
3.証言の秘義:3,31-36.
γ)洗礼者の「証言」Μαρτυρια:3,22-30
1.3,22-26:導入部
2.3,27-30:「証言」Μαρτυρια
b)4,1-42:サマリアでのイエス
α)イエスとサマリアの女:4,1-30.
1.4,1-4:導入部
2.4,5-30イエスとサマリアの女
a)状況表示:5-6節.
b)水をくれとの頼み:7-9節.
c)生命の水:10-15節,
d)人問存在の暴露としての啓示:16-19節.
e)イェスの自己啓示:20-26節.
f)結び:27-30節.
β)イエスと啓示の使者たち:4,31-42.
1イエスと証人たちの宣教:31-38節.
2直接の聞き手と間接の聞き手39-42節.
II.4,43-6,59;7,15-24;8,13-20:「審き」κρισιζとしての啓示
a)4,43-45:導入部.174
b)序幕:4,46-54:「宮廷役人」βασιλικοζの息子の癒し
c)6,1-59:生命のパン
α)6,1-26給食と渡航
β)6,27-59生命のパン
6,51b-58:主の晩餐
d)5,1-47 7,15-24 8,13-20:審判者
α)5,1-181治療物語と論争的対話
1.5,1-9a:足の不白由な人の癒し
2.5,9b-18:論争
β)5,19-47 7,15-24 8,13-20:審判者
1.5,19-30:終末論的な審判者としての啓示者
2.5,31-477,15-24:啓示者のための証言
a)「証言」μαρτνρια:5,31-40.
b)「栄誉」δοξα15,41-47;7,15-24.
3、結び:「証言」Μαρτυριαと「審き」κρισιζ:8,13-20.
III.第7-10章:世との戦いにおける啓示者
a)7,1-14.25-52;8,48-50-54-55:啓示の秘匿性と偶然性
α)導入部:7,1-13
β)啓示の秘匿性:7,14.25-29;8,48-50.54-55;7,30.
γ)啓示の偶然性:7,37-44.31-36.
1.「分争」σχισμα:7,37-44.31.
2.手遅れ:7,32-36.
δ)結び:7,45-52.
b)8,41-47.51-53.56-59:断片
第8章の分析
α)8,41-47.51:ユダヤ人は悪魔の子であること
β)8,52-53.56-59:イエスとアブラハム
c)9,1-4 8,12 12,44-50 8,21-29 12,34-36 10,19-21:
世の光
α)治療物語、議論および論争的対話:9,1-41.
1.目の見えない人の癒し:9,1-7.
2.奇跡についての議論:9,8-38.
3.論争的対話:9,39-41.
β)世の光:8,12;12,44-50;8,21-29;12,34-36.
1.啓示者の呼びかけ:8.12 12,44-50.
2.威嚇と訓戒:8,21-29 12,34-36a.
γ)結び:12,36b;10,19-21.
d)10,1-39:よい羊飼い
α)導入部:10,22-26.
β)よい羊飼い:10,11-13.1-10.14-18.27-30.
1.よい羊飼いと雇い人:10,11-13.
2.よい羊飼いと盗人・強盗:10,1-6.
3.解釈:1O,7-10.14-18.27-30.
a)啓示の排他性と絶対性:10,7-10.
b)信仰の確かさ:10,14-18.27-30.
γ)結び:10,31-39.
IV.10,40-12,33;8,30-40;6,60-71:世に対する啓示者のひそかな勝利
a)10,40-11,54:殺害の決意
α)導入部:10,40-42.
β)復活と生命:11,1-44.
1.導入部:11,1-16.
a)11,1-5.
b)11,6-16.
2.復活と生命:11,17-44.
a)イエスとマルタ:11,17-27.
b)ラザロの甦り:11,28-44.
γ)サンヘドリンの殺害の決議:11,45-54.
b)11,55-12,33 8,30-40 6,60-71:十字架への道
α)エルサレム入城:11,55-12,19.
1.導入部11,55-57.
2.ベタニアでの塗油:12,1-8.
3.橋渡し部:12,9-11.
4.エルサレム入城:12,12-19.
β)イエスの死の秘義:12,20-33;8,30-40;6,60-71.
1.イエスヘの接近:12,20-33.
a)12,20-22接近にっいての間い
b)12,23-26接近の法則
c)12,27-33接近を可能にすること
2.躓き:8,30-40.
3.分離:6,60-71.
結び12,37-43.
B.第13-20章:教会に対する「栄光」δοξαの啓示
I,13,1-17,26:啓示者の訣別
a)13,1-30:最後の食事
α)教会の設立とその法則:13,1-20.
1.13,1-3:提示部
2.13,4-11:洗足と第一の解釈
3.13,12-20:第二の解釈
β)裏切りの預言:13,21-30.
b)(13,1)17,1-26:訣別の祈り
α)導入部:13,1
β)栄光化を求める祈願:17,1-5.
γ)教会のための執り成しの祈り:17,6-26
1.教会の基礎づけ:17,6-8.
2.教会の保護と聖化を求める祈願:17,1-19.
3.教会の一致を求める祈願:17,20-23.
4.信仰者の完成を求める祈願:17,24-26.
c)13,31-16,33:訣別講話と対話
α)訣別と遺言:13,31-35;15,1-17.
1.導入部:13,31-35.
2.まことのぶどうの木:15,1-17.
a)15,1-8:「私のうちにとどまれ」
μεινατε εv εvοι.
b)15,9-17:「愛にとどまれ」
μεινατε εv τη αγαπη.
β)世にある教会:15,18-16,11.
1.世の憎悪:15,18-16,4a.
a)啓示者と教会にとっての運命の同一性:15,18-20.
b)世の罪:15,21-25.
C)世の憎悪の下での弟子たちの使命:15,26-16,4a.
1.弟子たちの使命:15,26-27.
2.世の憎悪116,1-4a.
2.世に対する審き116,4b-11.
a)弟子たちの状況:16,4b-7.
b)世に対する審き:16,8-11.
付論:パラクレートス
γ)終末論的状況としての信仰者の未来:16,12-33.
1.未来における啓示の継続:16,12-15.
2.終末論的な「喜び」χαραの状況としての未来:16,16-24.
3.終末論的な実存をとらえるための条件:16,25-33.
δ)子と父との交わり:13,36-14,31.
1.信従の約束:13,36-14,4.
2.道と目標との一致:14,5-14.
3.子と父とに対する愛の関係:14,15-24.
a)パラクレートスの約束:14,15-17.
b)イエスの再来の約束:14,18-21.
c)イエスと神との到来の約束:14,22-24.
4.結び14,25-31.
II.18,1-20,29:受難と復活日
a)18,1-19,41:受難
α)イエスの逮捕:18,1-11.
β)大祭司の前でのイエスとペトロの否認:18,12-27.
γ)ピラトの前でのイエス:18,28-19,16a.
1.ピラトヘのイエスの引き渡し:18,28-32.
2.第一の審問とその結果:18,33-38.
3.イエスか、バラバか:18,39-40.
4.イエスの鞭打ち、瑚弄、提示:19,1-7.
5.第二の審問とその結果:19,8-12a.
6.イエスに対する判決:19,12b-16a.
δ)イエスの十字架刑、死、埋葬:19,16b-37.
1.十字架刑と十字架の罪状書き:19,16b-22.
2.イエスの衣服の分配:19,23-24.
3.十字架のそばでのマリアと愛弟子:19,25-27.
4.イエスの死:19,28-30.
5.十字架からの取り下ろし:19,31-37.
6.埋葬:19,38-42.
b)20,1-29:復活日
α)復活日の朝:20,1-18.
β)弟子たちの前での復活者:20,19-23.
γ)懐疑家トマス:20,24-29.
20,30-31:福音書の結び
付録:第21章・
1.21,1-14:湖畔での復活者の顕現
2.21,15-23:ペトロと愛弟子
結び:21,24-25.
注
福音書の本文の順序による注解の個所の索引
文献表と略号表
索引
I.ギリシア語
II.文学的、歴史批判的問題
III.神学的モティーフ
IV宗教史的関係