ウルズラ・ルッツ/インゲボルク・ノルトマン編 法政大学出版局2006

ノート191953年9月-1954年2月
1953年9月(つづき)
[1]無人支配としての官僚制
[2]政治における理解
[3]無題(偉大さと深さの次元は緊密に結びついている)
[4]昔のことが恩い出され、頭から離れない
[5]アリストテレス政治学』第7巻第14章
[6]イデアについて(プラトンイデア)
[7]正義についてカントとへーゲルの「狡知」
[8]無題(マルクスの搾取概念)
[9]マルクスニーチェ
[10]複数性の3つの次元
[11]プラトンイデア論ハイデガーによる洞窟の比楡の解釈にもとづいて
1953年10月
[12]無題(プラトンは哲学を政治に持ち込み、政治を哲学に持ち込んだ)
[13]驚き(タウマゼイン)について
[14]政治-哲学(孤独という観点で)
[15]マルクスの余暇
[16]美にして善なるもの(カロン・カガトン)
[17]複数性の変形としての基本的人間活動
[18]労働について
[19]ローマ的3位1体の崩壊後
[20]見捨てられた状態でしか人間の単独性は現実化しない
[21]無題(概念の説明-複数性-単独性)
[22]キケロ『弁論家について』第3巻(ソクラテス.ソクラテス学派)
1953年11月
[23]善のイデアには、悪を「否定」とする捉え方が含まれている
[24]プラトン以後、人々は生誕の事実を真面目に考えなかったらしい
1954年1月
[25]プラトン『饗宴』について
[25]スピノザについて(思想の自由と言論の自由
[27]トクヴィルアメリカのデモクラシー』
[28]無題(イデアの支配)
[29]大地が好きだ(詩)
[30]2重の支配概念
[31]国家形態-アリストテレス『ニコマコス倫理学』1131
[32]心臓は滑稽な器官だ
1954年2月
[33]柔弱(マラキア)(アリストテレス『ニコマコス倫理学』1145a)
[34]「コモン・センス」と常識(ホッブズとへ-ゲル)
[35]詩人は嘘つきだといつも非難される
[36]無題(プラトンアリストテレスイテアとテロス)
[37]「コモン・センス」が哲学者の手中に落ちたとき
[38]意見
[39]われわれが生まれたのはこの複数性の世界である
[40]無題(行為と製作)
[41]「観想的生活」から見れば、思索以外の活動形態はすべて同じものになる
[42]あらゆる深みを(詩)
[43]万物の尺度は神か人間かという争いについて
[44]ホヅフスヘーゲル
[45]近代経済学の悪循環

ノート201954年3月1955年1月
1954年3月
[1]常識は「理性的に判断する」
[2]歴史について
[3]大地の湿気(詩)
[4]感覚的-超感覚的について
[5]技術について
1954年4月
[6]政治-歴史(1)
[7]地上での不死を求める努力
[8]歴史と自然は近代の相補的概念
[9]無題(構想中の書物のための目次草案)
1954年5月
[10]不死となること-アタナティゼイン-(不死のテーマについての考察)
[11]グリアンの死
1954年6月
[12]プラトンの「言い表せないもの」(『政治家』285)
[13]自已自身とのみ語ることは思考ではない
[14]パスカル『パンセ』(引用)
1954年7月
[15]技術について
[16]利害について
[17]政治と折口学について(チェホフ・ニーチェの引用)
[18]神々が愛する人
[19]トルストイ『イヴァン・イリッチの死』
[20]無題(プラトン以後における思考-行為-製作)
[21]ゲーテ・歴史について
[22]世界の抽象化と人問の脱世界化
[23]無題(産業社会における労働と余暇)
[24]政治-歴史(Ⅱ)
1954年8月
[25]思考と記憶の連関
[26]歴史と政治
[27]労働過程と生命過程は同1である
[28]思考-労働-生命
[29]世界を創設する活動はすべて不死となること(アタナティゼイン)である
[30]少女と少年(詩)
[31]ノヴァーリス『花粉』(引用)
[32]哲学と政治について
[33]ゲーテの色彩論(詩)
[34]政治と歴史について
1954年9月
[35]洞窟の比楡について
[36]死の不可知性について
[37]セネカ(引用)
1954年10月
[38]無題(プラトンイデア論
[39]ホワイトヘッド『科学と近代世界』(キーワード)
[40]共通世界の崩壊
[41]遠くより本書を捧げます(詩)
[42]カントについて(定言命令)
1954年11月
[43]プラトンの真理概念
[44]無題(矛盾律について-トマス・アクィナスアリストテレス)
[45]デモクリトス断片145
[46]歴史の難問
[47]アリストテレスによる必然(アナンケー)
[48]レオ・シェストフ『アテネエルサレム』(引用)
[49]自已自身との1致(ソクラテススピノザ)
[50]デカルトメルセンヌ宛書簡(引用)
[51]ライプニッツの「永遠の真理」論(引用)
[52]無題(哲学の始まりキルケコールテカルト・エピクテトス)
[53]『形而上.学』におけるアリストテレスの哲学者論
[54]スピノザ・死について
[55]へーゲル・感覚について
[56]行為は具体的には常に発言である
1955年1月
[57]ニーチェマルクス
[58]快と苦痛
[59]マキアヴェリの国家理性
[60]共通世界から徹底的に遠ざけるのは苦痛のみ

ノート21 1955年1月-1956年1月
1955年1月(つづき)
[1]プラトンソピステス
[2]感覚主義についてヒューム
[3]歴史について
[4]レッシング・功利主義について
[5]もともとは至高の者(アナックス)だった支配者
[6]「信頼」(マックス・ウェ-バー)
1955年2月
[7]「のために」と「のゆえに」は区別せよ
[8]自然科学の興隆について
[9]無題(マキアヴェリは人々に善人となるなかれと説く)
[10]アリストテレス『経済学』
1955年3月
[11]自由-強制
[12]プラトンの2分法は闇-光に遡る
[13]3種類の注釈家がいる
[14]読めれぼ、話すな
[15]誰かが存在し、無人でないのはいったいなぜか
[16]道徳はわれわれの「行動」に関わる
[17]無題(孤立-孤独-見捨てられた状態)
[18]ソクラテスー見えたいと思う通りの在り方をせよ
[19]無題(イエスソクラテス)
[20]行為の問題
[21]世界への愛
[22]無題(思索について)
[23]近代自然科学
[24]思考と行為は生の1瞬と同様はかなく消え失せる
1955年4月
[25]無題(理解-感情移入-和解)
[26]世界への愛(書物の構想Ⅰ)
[27]現代における数学の変化
[28]近代自然科学
[29]政治からの逃亡によって、至る所に荒地が広がる
[30]産業革命
[31]情念について
[32]言葉が思考と行為を結びつけ媒介する
[33](情念より恐るべき)同情
[34]無題(マルクスと労働過程の剰余価値について)
1955年5月
[35]無題(能動と受動)
[36]ゲーテ・べ-リッシュ宛書簡(引用)
[37]アリストテレス形而上学』1076a3-4
[38]親密性(内密性)と私的な在り方とは同じではない
[39]重苦しい優しさ(詩)
[40]苦痛について・リルケ「最後の詩」
[41]無題(思われる-トケインー考える-プロネイン)
[42]ドクサ
[43]無題(造物主-デーミルウルゴス--市民-ポリティコス)
[44]王(パシレウス)
[45]正しさ(オルトチース)への真理(アレーテイア)の変形
[46]無題(ローマの「国家(societas)」)
[47]コスモスとピュシス
1955年6月
[48]肉体の衝動や衝動に駆られることそれ自体は、完全に無世界的である
[49]死の前での平等
[50]人生の基本的矛盾
1955年7月
[51]無題(政治的なものの定義)
[52]時間の獲得はすべて空間の喪失である
[53]足場を与えよ(足場が与えられれば、地球を動かしてみせよう)
[54]ユンガーに関するハイデガーの注記について
[55]世界への愛(書物の構想Ⅱ)
[56]宗教と政治
[57]アクトン卿の論文(自由論)について
[58]「政府の諸形態」について
[59]中世哲学--ソールスベリーのヨハネ
[60]テルトゥリアヌス1「不合理ゆえにわれ信ず」
[61]魂の牢獄としての肉体
[62]無題(近代における方式と理由への問い)
[63]所有について労働(ロヅク)
[64]「財産と平等」について
[65]世論
[66]世界との連関における複数性の変容
[67]政治の多様な目的
1955年8月
[68]無題(「被投性」についてのハイデガーの解釈)
[69]ギルバート・マレー『ギリシア宗教の5段階』(引用)
[70]無題(1955年のヨーロッパ・イスラエル旅行日程)
1955年11月
[71]無題(空間ローマ的空間ギリシア的空間キリスト教的空間)
[72]無題(生命過程・労働過程・歴史過程-循環過程)
1956年1月
[73]マックス・ウェーバー---労働の工ートス
[74]存在への生命の移行は死である
[75]歴史のあらゆる意味構成の無意味さ
[76]ルター(引用)
[77]地球は人間に生命が与えられている前提である
[78]アダムスミス---労働が価値の尺度である
[78]古代における経済的なものの蔑視
[79]無題(ギリシアにおける労働の蔑視)
[80]無題(家事奴隷について)
[81]無題(アリストテレス余暇労働活動)
[82]行為が始まると、道徳はすべて失効する
[83]無題(ヒューマニズムの終焉)
[83]普遍的なものは驚きを引き起こす

ノート221956年1月-1958年6月
1956年1月(つづき)
[1]私の心が(詩)
[2]幸福が残すのはスティグマ(詩)
[3]過程と世界
[4]近代的歴史記述と古代的歴史記
[5]推論について(へーゲル)
[6]オルフ『アンティゴネー』について
[7]「〈のために〉と〈のゆえに〉」について
1956年2月
[8]過程としての行為
[9]アルキメデスの支点--カフカ
[10]歴史の法則
[11]無題(リウィウス--ケレニィによる引用)
[12]無題(ギリシア人における怠惰)
[12]ソクラテスにおけるダイモニオン
[13]私生活
1956年10月
[15]オランダ(詩)
[16]無題(4回目のヨーロッパ旅行での逗留地)
1956年11月
[17]かつては心臓は激しく鼓動して(詩)
1957年8月
[18]自由
[19]判断--カント
[20](カント)『判断力批判』(序言)
[21]無題(カント『判断力批判』序論)
[22]無題(カント『判断力批判』第1節-第2節)
[23]無題(カント『判断力批判』第6節-第9節)
[24]無題(カント『判断力批判』第13節-第17節)
[25]無題(カント本来の政治哲学)
[26]無題(カント『判断力批判』第15節-第22節)
[27]無題(判断力と趣味)
[28]関心抜きの快感
[29]無題(カント『判断力批判』第25節)
[30]無題(カント『判断力批判』美に関する反省的判断の説明への1般的注)
[31]無題(カント『判断力批判』第30節-第39節)
[32]無題(カント『判断力批判』第40節)
[33]無題(カント『判断力批判』第41節-第42節)
[34]無題(カント『判断力批判』第45節-第49節)
[35]無題(美の理念-理念-悟性)
[36]無題(カント『判断力批判』第55節-第60節)
1957年末
[37]目に浮かぶは君のみ(詩)
1958年1月
[38]デモクリトス(引用)
[39](プラトン)『弁明』
[40](プラトン)『クリトン』
[41]ソクラテス
[42]コモン・センスについて--ホワイトヘツド
[43]カフカ『ある犬の研究』について
[44]アメリカ(「新時代」)
[45]絶対的真理の語りえないもの(アレートン)
[46]無題(ソクラテスは「教えたがる」)
[47]無題(現象-仮象-存在)
[48]イデアについて(プラトン『エウテユプロン』)
[49]親しみのない君を心から信じ(詩)
[50]フンボルト「歴史家の課題について」
1958年6月
[51]無題1プラトンキケロにおける友情)

ノート231958年8月-1961年1月
1958年8月
[1]視野の限界を打ち破り(詩)
[2]ゲーテ「朝靄と太陽の輝きで織られた」(引用)
[3]無題(J・ブルクハルトからの引用)
[4]真理(真理感覚-現実感覚)
[5]歴史(始まりも終わりもない)
[6]カント『実際的見地における人問学』
[7]シモーヌ・ヴェイユギリシアの泉』
[8]ヤスパースの哲学について
[9]チャーチル(勇気について・引用)
[10]「運命は黄金の車に乗って」(シュティフター・引用)
1958年10月
[11]マイスター.エックハルト(『神の国について』・引用)
[12]ジヨン・アダムズによる引用・「至高の神はわが身以外のすべてを救う」
1959年
[13]落下が途中で止まって(詩)
1960年秋
[14]プラトン『ヒッピアス(大)』(抜粋と解釈)
[15]工ーリヒ・ノイマンの死(詩)
1961年1月
[16]そのとき私は昔と同じく駆けるだろう(詩)

ノート241963年--1966年2月
1963年-1964年
[1]真理対意見
[2]真理対嘘
[3]嘘実例
[4]世界を整然としておくこと!
[5]現実の事態には利害がすり合わされて入り込んでいる
[6]キルケゴールによると、世界の中では真理は打ち殺される
[7]無題(意見-真理-イデオローグ)
[8]真理と十デオロギーの違い
[9]哲学的真理と科学的正しさ
[10]「デマ」の役割
[11]無題(イスラエルの政治におけるイデオロギー的方法と非イデオロギー的方法)
[12]真理対イデオロギー
[13]無題(公的空問における真理)
[14]真理は行為の基準ではなく思考の最高基準である
[15]合意による真理
[16]悪について
[17]無題(「歪曲による嘘」と「現実をでっち上げることによる嘘」)
[18](真理の問題における)自主独立の問題
[19]監視塔の見張り番の例
[20]2種類の真理
[21]始めよ(『エルサレムアイヒマン』批判への弁明の思想とキーワード)
[22]無題(カロリーネ・シュレーゲルー「最後の生ける火花」としての芸術作品.
引用)
[23]無題(「市民権」・『シカゴ・マルーン』からの引用)
[24]ホッブズリバイアサン』(事実の真理について)
[25]ヤスパース「何が公にされるかは…-金に左右される」
[26]真理を語ることは、語られる事柄にとって危険であるだけではない
[27](自然と政治における)事実
[28]ヤスパース(命名と嘘)
[29]真実を語ることの個人にとっての危険は世界にとっての危険の逆
[30]真理と意見
[31]1ドイツにおける)伝説の形成
[32]絶対的なものとしての真理の危険
[33]利溢集団の危険
[34]嘘の力に対する真実の力
[35]事実の真理の大きな弱点
[36]嘘には事実からの自由が証明されている
[37]無題(組織されていることの力について・新聞の切り抜き)
[38]無題(研究における誤謬と嘘・新聞の切り抜き)
[39]「シンク・タンク」に関するレポート(新聞の切り抜き).
[40]無題(大学と政治)
[41]真実の力は組織された嘘に1時的には常に屈する
[42]ミルトン『アレオパギティカ』(真理についての引用)
[43]創設について(ハリントン)
1964年12月
[44]無題(個人的反省「もし人々が笑ったら」)
1965年
[45]ことさら味覚が趣味になるのはなぜか
[46]嘘真実について
[47]ゲーテ(『ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代』「マカーリエン文庫」から.
引用)
[48]30年代のチャーチル(引用)
[49]無題(政治における服従)
[50]イサク・ディーネセン『枢機卿の最初の物語』・引用
[51]ルソー(引用)
[52]意志の破綻はルソーにおいて最も明らかである
[53]プラトンプロタゴラス
1965年5月
[54]無題(個人的反省人生の意味を問うたことはない)
[55]われわれの時問意識
[56]ショーペンハウアーを読みながら
1965年6月
[57]意志について(選択の自由行為の自由--ベトナム)
1965年11月
[58]言語のうちにそれを表す単語があるものはすべて、思考にとって存在する
1965年21月
[59]何事かを考えることは、何事かについて思いめぐらすこととは異なる
1966年1月
[60]無題(「政治的思考と判断は実例に従う)
[61]善いことと悪しきこと
1966年2月
[62]ポルトマンの「本来的現象と非本来的現象」
[63]善常に2義的
[64]無題(社会的現象としての出現)
[65]無題(動物の場合の現象-人間の場合の現象)
[66]無題1反省の自我と統覚の自我)
[67]行為者が提示するのは自巳ではなく何ものかである
[68]無題(思考-対話)
[69]無題(アウグスティヌスにおける自已愛)
[70]ポルトマン(基本的立場--根本的誤謬)
[71]「自分自身を愛するように隣人を愛せよ」について
[72]「キリストの模倣」は「神の模倣」の反対である

ノート251966年2月-1968年9月
1966年2月(つづき)
[1]良心についてアウクスティヌス
[2]スピノザについて(善と悪)
[3]悪
[4]進歩について(引用)
1966年3月
[5]理論-実践
[6]ソクラテス的道徳とキリスト教的道徳の根本的違い
[7]法(思想史的な事柄)
[8]「私が哲学者を重んずるのは」(ニーチェの引用)
[9]良心について(キケロ『義務について』)
1966年4月
[10]シカゴのマチス
1966年7月
[11]存在者はすべて現れる
1966年9月
[12]ローレンツと動物行動学について
[13]タッカー「マルクスフォイエルバッハがへーゲルを逆転した」について
1966年10月
[14]対話の中でヤスパースは言った
1966年11月
[15]進歩
1967年1月
[16]「内面的には」人問はみな似ていると思うことがよくある
1967年111月
[17]暗い時代の人々について
[18]内-外について(アウグスティヌスとの対比におけるルソー)
[19]国民性
1967年4月
[20]モンテーニュ「真理と同じく、虚偽も顔が1つであれば」(引用)
[21]考える自我の不老不死性
[22]メアリー『私のベトナムでの発見』(引用)
1967年5月
[23]時間概念
[24]ピーター・ユスティノフ「数世紀にわたって人々は不服従のかどで処罰されてきた」(引用)
[25]無題(1967年ヨーロッパ・イスラエル旅行・日程)
1967年8月
[26]時問概念について
1967年10月
[27]3つの精神的能力または活動
1967年11月
[28]「激しい情熱」(バルザック・引用)
[29]クロップシュトック(詩における語らざるもの・引用)
[30]カフカ(真理と虚偽について)
1967年12月
[31]原子爆弾
1968年1月
[32]死ぬことを「故人となる」とはもう言えない
[33](シェーラーの「欠如」としての)良心について
[34]メタファーについてカント・アナロギーについて
[35]「自分自身を愛するように隣人を愛せよ」を改めるのはプラトンだけである
[36]書物について「精神の活動」とは何か
[37]理性の専制
[38]無題(ハイデガーの「真理の本質は自由である」について)
[39]暴力についてのテーゼ
[40]工ートス-住まい・慣習・特質
[41]可能的なものが現実となったら
[42]戦争の終わり(ギリシア的理解-ローマ的理解)
[43]黒人問題について
1968年3月
[44]無題(情熱とパトスについて)
[45]プラトン『国家』604B-C
[46]判断力はすぐれて政治的な能力である
1968年4月
[47]美や道徳に関する判断はすべて「主観的」である
[48]メタファーについて(アリストテレス・1459a)
[49]『人問の条件』について
[50]無題(カント・判断力について引用)
[51]シンボル(概念の定義)
[52]趣味は世界に適応する能力である
[53]諸概念について(図式と概念)
[54]自分自身を愛するように隣人を愛せよ
1968年5月
[55]単に人問的なものへの軽蔑は全くホメロス的である
[56]無題(「政治哲学」とは形容矛盾か)
[57]無題(哲学者はどこに住むか)
[58]ポルトマンと出現への衝動について
[59]プラトン『テアイテトス』とトポスについて
[60]関心抜きの快感
1968年6月
[61]全く異なる2種類の暴力
[62]無題(「未来に対する熱狂の根本的誤謬」)
[63]無題(世界-個人-人類)
[64]ドルバック(引用)
[65]暴力について(暴力的能力としての意志)
[66]マルクスにおける本来ユートピア的な特徴
[67]無題(思考-意欲)
[68]老いることのない考える自我
[69]人類(カント)
[70]判断の本質の定義における混乱
[刀]無題(ブロンデル・思考と死について)
[72]無題(アリストテレス・哲学について)
1968年7月
[73]思考について
[74]無題(苦痛-快感)
[75]暴力の反意語
[76]われわれは考えるとすぐ口に出す
[77]言語について--フンボルト
[78]へーゲルについて(現象するものはすべて存在する)
1968年8月
[79]成果を完全に無視するソクラテス
[80]Aの反対は非AではなくBである
[81]へーゲルにおける和解
[82]ソクラテスの対話では答えより問いが優位に立っている
[83]無題(自己への関係でなく他者への関係がすべての行動の基準である)
[84]物自体
1968年9月
[85]へーゲル思想とマルクス思想の創造力の根本的欠如
[86]クラウゼヴィッツ戦争論』(引用)
[87]別れ際のヤスパース
[88]無題(ミュンヘンフライブルク、1968年9月旅行日程)
[89]無題(暴力--権力)
[90]無題(ニューヨークパーレンウィルの旅行日程)
[91]ハイデガーの思索は感謝である

ノート261968年11月-1969年11月
1968年11月
[1]『人問の条件』の第2巻について(生けるものはすべて出現しようとする)
[2]昨夜、クルト・ブルーメンフェルトの夢を見た
1968年21月
[3](大学の危機1講義ノート)
[4]パレク『政治哲学の本性』について
 
1969年1月
[5]無題(旅行日程ユカタン半島)
[6]無題(1969年2月/3月ヨーロッパ旅行・ヤスパースの死)
[7]政治的真実-出来事や事実に関わる
[8]思索(キーワード)
[9]古いメタファーはもう役立たない
[10]「両極端は相通ず」
[11]ヴァレリー「私はあるときは考え、あるときは存在する」
[12]暴力(および権力)の極端な事例
1969年4月
[13]大学について
1969年5月
[14]私欲は決して賢明ではない
[15]『暴力について』に挿入
[16]「党派によって愛憎入り乱れ」(シラーの引用)
[17]カント『永遠の平和』(悪)

1969年6月
[18]方法論的なこと(モデルについて)
[19]進歩について(科学に関して)
[20]1933年、ハイデガー(ヤスパースハイデガーの対話に関するメモ)
[21]「ひとり2役(two in one)」
[22]へーゲル(引用と考察)

1969年7月
[23]欲求について(生の欲求、死の欲求など)
[24]ヨーナスについて
[25]サロートとメアリー・マッカーシーの論文について
1969年8月
[26]へーゲル・始まりについて(へーゲルのニュルンベルク『論理学』読解メモ)
[27]ハイデガーについて(『思索の事柄へ』)
[28]へーゲルとハイデガーについて(『ル・トールでのセミナー』)
[29]ハイデガーとペネロペのべールについて
[30]思索と詩作を結びつけるもの
1969年9月
[31]デモクリトス(B45・B117)
[32]メタファーの役割
[33]愛について
[34]ハイデガー『放下』について
[35]ハイデガーにおける死
[36]無題(矛盾律--ニーチェハイデガーアリストテレス)
[37]無題(思考についてニーチェハイデガー
[38]哲学者.(ハイデガーニーチェ』第1巻の読解メモ)
[39]意志=カヘの意志
[40]キリスト教的哲学--いと遠きものとしての神
[41]思考の政治的重要性
[42]人問とは誰かという問い
[43]思索と「内的行為」について
[44]無題(現象の反映としての自己)
[45]ハイデガーニーチェ』第1巻(引用)
[46]無題(カント対ドイツ観念論)
[47]考える(ノエイン)-理性(ヌース)/理解する(フェアネーメン)-理性(フェアヌンフト)
[48]思索特有の厳しさについて(ニーチェ
[49]意識=自己意識(ハイデガー)
[50]現象しないものとしての存在
[51]矛盾について
[52]近さと遠さ--オルペウスとエウリティケ
[53]思考と直観
[54]無題(出現--自已提示--開示)
[55]精神的過程の内面性(デカルト
[56]無題(思考-意欲-判断)
1969年10月
[57]無題(活動としての思考)
[58]思考は現在を熟考する
[59]ソレル『進歩という幻想』
[60]無題(メタファー---ハイデガーニーチェ)
[61]地上での不死を望むことは冒漬である
1969年11月
[62]現在は時間の間として現実のものとなる
[63]無題(行為/生誕---思考/可死性)
[64]思考と知識
[65]不可視なものの両面
[66]プラトンソピステス』(困難はすべてロゴスとともに始まる)
[67]思考と悪について
[68]思考対象から切り離して推論の仕方を取り上げることはない
[69]出現という事実そのもの
[70]無題(不可視のもの---言語)
[71]主要課題思考をとこに位置つけるか

ノート271969年11月-1970年11月
1969年11月(つづき)
[1]思考の場所
[2]思考はすべて先取りの思考か後追いの思考である
[3]無題(哲学者について・ハイデガーによる)
[4]無題(思考を正当化したのはカントが最初である)
[5]無題(プラトンによる批判的思考の発生)
[6]カントにおける思考
[7]無題(証人や友人としての引用)
[8]思索は自分自身と語り合う(思索-意志-判断)
[9]無題(デモクリトス断片「言葉は行為の影である」)
[10]へーゲルでは和解であるものが、スピノザでは「自己自身での休息」である
[11]ペネロペのべールについて
[12]無題(哲学の始まり)
[13]スピノザ・驚きについて
[14]思考の目的
[15](へーゲル『論理学』にならって)パルメニデスヘラクレイトスについて
[16]デカルト---有名な夜
1969年12月
[17]思考は感覚から離れる
[18]デモクリトス(断片147・観想---ロゴス)
[19]無題(思考の対象としての「家」)
[20]無題(キリスト教における非肉体的な経験)
[21]デカルト「コギト・エルゴ・スム」
[22]精神の喜びについて
[23]ハイデガーにおける存在
[24]良心も後知恵である
[25]考えるときわれわれはどこにいるかという問いは間違った問いである
[26]無題(生と思考)
[27]神への思い
[28]メタファーにおける感覚的なものの優位
1970年1月
[29]想像力
[30]無題(思索-撤退-逃亡)
[31]芸術作品に永続性を与えるもの
[32]思索を合理的にするもの
[33]思索のあらゆる誤謬
[34]無題(規則による判断ではなく、比較による判断)
[35]アウグスティヌス『告白』「時間とは何か」(引用)
[36]認識の最高の形態は直観である
[37]カフカ的な時問構造
[38]不可視なもの(構想力の「イメージ」-言葉の「概念」)
[39]時間についてハイデガー
1970年2月
[40]シェリング(『人問的自由の本質』)に関連して
[41]啓示宗教について
[42]シェりング(『人問的自由の本質』引用)
1970年3月
[43]無題(自分が運命の主人だという妄想)
[44]あらゆる精神的能力には2重の「志向性」がある
1970年4月
[45]英語を便う読者に違和感を感じる点について
[46]意志の根本問題
[47]後期ハイデガーの基本図式
[48]マルティンハイデガー)---卒中発作
1970年5月
[49]無題(思考について---カント・デカルト・へーゲル)
[50]へーゲル『エンチクロペディー』(「思考」の主題に関する読解メモ)
[51]カント『純粋理性批判』(引用)
[52]カント・自已---「私のすべての表象には〈われ思う〉が伴うはずである」
[53]ヒューム『人性論』(引用)
[54]カント・内官について
[55]世界に生まれるとき
[56]知りうるものの限界
[57]過程としての人生
[58]考えさせるものは何か。へーゲルの答え
1970年6月
[59]ヘルダリーン『ヒュペーリオン』(引用)
[60]思考のように速く
[61]リヒャルト・ホップァーヴィーザーの寓話詩(新聞の切り抜き)
1970年7月
[62]トマス・K・クーン『科学革命の構造』
[63]無題(1970年7月のハイデガーとの対話のメモ)
[64]無題(思考に関する「書物」の章分け素案)
[65]無題(ウィトゲンシュタイン思考と常識)
[66]死は報酬である例
[67]哲学の終焉について
[68]形而上学の誤謬はすべて職業恩想家の誤謬である
[69]ライプニッツ(「何かが存在し、無が存在しないのはなぜか」Ⅰ)
[70]自已と自已自身との対話について(カントの引用)
[71]カント(形而上学-道徳-経験)
[72]カント(『プロレゴーメナ』読解メモ)
[73]矛盾律
[74]カント『判断力批判』における人生の価値
[75]へーゲル(哲学について、カントとの論争)
1970年8月
[76]哲学と死について
[77]スピノザ「精神が自己自身を観察するとき」(引用)
[78]ハイデガーヤスパース批判において
[79]思考と感情は実際に対立している
1970年9月
[80]カント道徳哲学の根本的誤謬
[81]ライプニッツ(「何かが存在し、無が存在しないのはなぜか」Ⅱ)
[82]現象(appearance)について
[83]現象(見聞きしうるもの)
[84]存在するものはすべて現象する
[85]驚き(タウマゼイン)について
1970年11月
[86]10月31日、ハインリヒ死去

ノート281971年-1973年
1971年
[1]ハインリヒはいない
[2]「道徳的趣味」
[3]機能と現象について
[4]無題(過去の判断は決定的なものである)
[5]無題(1971年のヨーロッパ旅行日程)
[6]多様性の綜合(カント)
[7]断念することハイデガー
[8]無題(おそらく対話のメモ)
1971年6月
[9]「哲学的考察の意図は偶然的なものの排除にほかならない」(へーゲルの引用)
1971年7月
[10]意志の無力さから生まれるカヘの意志(ニーチェカフカ)
[11]無題(1971年夏の旅行日程)
1972年
[12]無題(1972年のヨーロッパ旅行とイスラエル旅行日程)
1973年
[13]無題(1973年のヨーロッパ旅行日程)
カント・ノート