2007-01-01から1年間の記事一覧

 大澤真幸 講談社 2007.6.28

予告編 ゴミとしての芸術 国民化/民族化 レーニンのショック 多文化主義の「欺瞞の欺瞞」 アメリカ・ナショナリズム 「笑い」による相対化? 資本主義第1部 原型:ナショナリズムの由来 1.普遍主義の倒錯 1.普遍主義の倒錯 普遍主義者の奇妙な振る舞い/民族…

転換期としての鎌倉末・南北朝期 網野善彦 岩波書店 2007.11.20

1 鎌倉後期の社会と政治 「関東公方御教書」について 文永以後新関停止令について はじめに 1 文永以後新関停止令 2 文永の西国新関河手停止令 3 関所をめぐる幕府と朝廷 むすび 豊後国六郷山に関する新史料 農村の発達と領主経済の転換 はじめに 1 農…

 フェルナン・ブローデル 藤原書店 2007.9.30

序論 私の歴史家修行 第一部 大西洋の両岸にて 第一章 ブラジル時代 1 現代世界の地図を描く 2 バイア 3 平和の破綻、1918-1939 第二章 南アメリカ--歴史の大陸横断 1 ジルベルト・フレインの著作について 2 ブラジルにて--カイオ・プラードのニ著について 3…

 フェルナン・ブローデル 藤原書店 2005.5.30

序文 モーリス・エマール 第一部 世界の尺度としての歴史 第一章 三つの定義--出来事、偶然、社会 出来事の歴史 偶然の部分 歴史学と社会科学 第二章 世界を捜し求める歴史学 歴史学と歴史家の位置 歴史の分割は、世界の分割か? 第三章 歴史地理学--社会、…

 フェルナン・ブローデル 藤原書店 2004.1.30

序文 モーリス・エマール 編者による諸言 ロズリーヌ・ド・アラヤ/ポール・ブローデル 序文に代えて--初期の研究 マドリード国立歴史小文書館 マドリード国立図書館(写本部) シマンカス総合古文書館 第一部 北アフリカ 第一章 一九四二年から一五七七年ま…

 仲正昌樹 双風舎 2007.8.1

1 「大きな正義」の落とし穴--アドルノの思想を読む ・「物」の超越性 ・内面性(インテリア)の哲学 ・物象化の歴史 ・「大きな正義」ではなく「小さな道徳」を ・「啓蒙する理性」によって顕在化する文明の野蛮性2 「進歩」は「回帰」であることへの「目…

M.ラムザイヤー、F.ローゼンブルース、勁草書房、2006.4.20

第1章 序説:合理的選択論と政治制度分析 1 研究目的とその背景 2 本書の概要 3 研究課題 第2章 寡頭政治の崩壊:カルテル維持の失敗 1 はじめに 2 登場人物 3 制度設計の最初の試み 4 寡頭政治の終焉 5 結論 第3章 譲歩か見せかけか:明治憲法 1 はじめ…

河野哲也 日本放送出版協会2006.2.25

序章 心理主義の罠 第1章 環境と共にある〈心〉--ギブソンの知覚論から 1 アフォーダンスと直接知覚 2 エコロジカルな私は死ぬ--「デカルト的自己」を超える視点 第2章 なぜ「自分探し」に失敗するのか--「性格」という自縛 1 パーソナリティとは何か--自…

プラトンの反二元論的世界像 瀬口昌久 京都大学学術出版会 2002.12.10

序章 心身問題前哨 プラトン『パイドン』における生と知の原理 1 身体と欲望、感性 2 感覚(身体)と思惟 3 想起説における感覚の位置 4 生と動の原理第?部 第1章 魂と国家 プラトン『国家』における人間と国家のアナロジー的再考 1 2つのパラドクス 2 国…

George R.R.Martin Bantam Books  2006.10

Prologue-The Prophet-The Captain of Guards-Cersei-Brienne-Samwell-Arya-Cersei-Jaime-Brienne-Sansa-The Kraken's Daughter-Cersei-The Soiled Knight-Samwell-Cersei-The Iron Captain-The Drowned Man-Brienne-The Queenmaker-Arya-Alayne-Cersei-Brie…

堀江敏幸 岩波書店 2007.5.18

牛乳は噛んで飲むものである 五千年後の健康飲料 火事と沈黙 最小の三分の一を排棄すること 煉瓦工場の退屈 運河について 束ねた柱 ペンキ屋さんには氣がつかなかつた 悪魔のトリル 落下物について ふたりのブイヨン 崩れを押しとどめること キリンの首に櫛…

仲正昌樹 筑摩書房 2004.10.10

第1章 神なき時代の「正義」と「貨幣」 「正義」を計算する? 命に「値段」をつける現代社会 貨幣は「報復」合戦に歯止めをかける アリストテレスは「正義」をどう考えたか 貨幣に対するアンビヴァレントな感情 シャイロックが看破したキリスト教徒の矛盾 …

岡本清一 岩波書店 1959.4.17

第1章 1 人間は自由でありうるか 2 「反デューリング論」の自由 3 エンゲルスとミル 4 「四つの自由」第2章 1 自由と拘束(強制)との関係 2 組織にもとづく拘束(強制)と自由 3 組織にもとづかない拘束と自由 4 二つの自由の混同 5 組織にもとづく自由と…

ジュリアン・グリーン 高橋たか子訳 人文書院 1979.9.10

(序) 私は序言というものがあまり好きではない。ホエル Ⅰ ホエルは海辺で鎖をみつけた。 Ⅱ 三日間、ホエルは鎖を上っ張りにしまったまま、誰にも見せなかった。 Ⅲ 海辺を離れて陸地の奥に入ると、こんもり茂った谷間に行きつく。 Ⅳ その後まもなく、ホエル…

熊野純彦岩波書店2006.4.20

第1章 哲学の始原へ タレス アナクシマンドロス アナクシメネス 第2章 ハルモニアへ ピタゴラスとその学派 ヘラクレイトス クセノファネス 第3章 存在の思考へ パルメニデス エレアのゼノン メリッソス 第4章 四大と原子論 エンペドクレス アナクサゴラ…

近森高明世界思想社2007.3.20

序論 観察者から陶酔者へ--遊歩者と都市のモダニティ 1モダニティ論と遊歩者 2モダニティ・存在・無意識 3遊歩者 4観察者と陶酔者 5認識論から存在論へ Ⅰ都市・テクスト・迷宮--ベニャミンの都市論的テクスト 1ベンヤミンと二つの都市 2ベルリン回想記 3パサ…

加藤信朗、知泉書館2006.11.23

第1講 『告白録(confessiones)』という書物---アウグスティヌスに学ぶことの現代的意義 第2講 第1巻冒頭の2行について---『告白録』の構成、解釈の問題点 第3講 「大いなるもの」--『告白録』冒頭箇所(Ⅰ、鄯、1)の解釈 第4講 第1巻第2−6章 第5…

ハンナ・アレント、ジェローム・コーン編、筑摩書房2007.2.25

プロローグ(ソニング賞受賞スピーチ) 第1部 責任 独裁体制のもとでの個人の責任 道徳哲学のいくつかの問題 アレントの『基本的な道徳命題』の異稿 集団責任 思考と道徳の問題 W・H・オーデンに捧げる Uncertain and afraid As the clever hopes expire Of…

フラウィウス・ヨセフス、ちくま学芸文庫2002.2.6 2002.3.6 2002.4.10

Ⅰ アサモナイオス王朝の盛衰 ポンペイオスの登場とユダヤの再編成 アンティパトロスの子ヘロデの登場 ヘロデ、ユダヤの王となる ヘロデの宮廷を襲った大嵐 ヘロデの悲惨な晩年 ヘロデの死後のユダヤⅡ ユダヤ、ローマの属州となる 戦争の気配、濃厚になる 叛…

株式会社求龍堂2006.10.30

松岡正剛千夜千冊第7巻 男と女の資本主義 1和泉式部とポヴァリー夫人第419夜 キレイダ・キライダ・キホンダ・キソイダ 清少納言『枕草子』 第285夜 後朝を偲び返した擬装日記 和泉式部『和泉式部日記』 第925夜 恋ひわびてかくたまづさの文字の関 建礼門院右…

株式会社求龍堂2006.10.30

松岡正剛千夜千冊 第6巻 茶碗とピアノと山水屏風1余白の水暈墨章第615夜 画中の詩・詩中の画 李沢厚『中国の伝統美学』 第3夜 用の美に資する犀利を 長尾雨山『中國書畫話』 第644夜 書斎を配傭するものたち 中田勇次郎『文房清玩』 第116夜 身体をもって山…

株式会社求龍堂2006.10.30

松岡正剛千夜千冊 第5巻 日本イデオロギーの森 1東風の記憶第626夜 文化は交通である 宮崎市定『アジア史概説』 第468夜 アジア的複合性の秘密 飯塚浩二『アジアのなかの日本』 第331夜 巴蜀文化が物語る 徐朝龍『長江文明の発見』 第812夜 七タの夜にアジア…

株式会社求龍堂2006.10.30

松岡正剛千夜千冊第4巻 神の戦争・仏法の鬼1闇と一神教 第487夜 ここから世界難問が始まった 旧約聖書『ヨブ記』 第895夜 ユダヤ教誕生の謎と父の謎 ジークムント・フロイト『モーセと一神教』 第492夜 神の暴力を人が模倣する ルネ・ジラール『世の初めから…

株式会社求龍堂2006.10.30

松岡正剛千夜干冊第3巻 脳と心の編集学校 1あいづち俳旬第779夜 桔梗かるかや女郎花 高柳蕗子『はじめちょろちょろたかぱっぱ』 第362夜 なのはなが月のでんきをつけました 金子兜太監修『小学生の俳句歳時記』 第103夜 結構と加減と按配 芳賀綾佐々木瑞枝門…

株式会社求龍堂2006.10.30

松岡正剛千夜千冊第2巻 猫と量子が見ている1理科の黒板 第859夜 全科学のためのクリスマス マイケル・ファラデー『ロウソクの科学』 第660夜 懐手して宇宙見物 寺田寅彦『俳句と地球物理』 第1夜 雪は天から屈いた手紙だった 中谷宇吉郎『雪』 第1248夜 ぽく…

株式会社求龍堂2006.10.30

松岡正剛千夜千冊 遠くからとどく声 第1巻1銀色のぬりえ 第31夜 抽斗に忘れた幼な心 中勘助『銀の匙』 第328夜 柱時計に住んでるホタル 谷内六郎『北風とぬりえ』 第853夜 額縁なんかほしくない 奈街三郎茂田井武『電気スケート』 第882夜 シュールヘんてこ…