武田泰淳 筑摩書房 1978.1.10-1980.3.30.

第1巻 小説1

* 廬州風景
* E女士の柳
* 学生生活
* 玉王黄伝
* 閃鑠
* 才子佳人
* 才女
* 秋の銅像
* 人間以外の女
* 謝冰瑩事件
* 女族の哲学
* 月光都
* 夢の裏切
* 聖女侠女
* 詩をめぐる風景
* 女帝遺書
* L恐怖症
* 細菌のいる風景
* 烈女
* 淑女綺談
* 橋を築く
* 女の国籍
* 流沙
* 美しき湖のほとり
* 水の楽しみ
* うつし絵
* 興案嶺の支配者

解説――磯田光一

月報
  * 河上徹太郎 泰淳さんの髯
  * 柴田翔 泰淳と私、あるいは私たち
  * 松枝茂夫 二、三十年も昔のこと

第2巻 小説2

* 審判
* 秘密
* 蝮のすえ
* サイロのほとりにて
* 非革命者
* 黒旗
* 闇にたつ人
* もの喰う女
* 苦笑の前後
* 「愛」のかたち
    第一章 危険な物質
    第二章 町子夫とMと光雄と
    第三章 私と「私」の話
    第四章 愛のかたち
* 復讐
* 悪らしきもの
* 空間の犯罪
* 廃園の女
* 誰が
* 約束の身体
* 冷たい火焔
* 夜の虹
* 海肌の匂い
* 日蝕の桜のころ
* 信念
* 不明な事件
* メサの使徒
* 花盗人

解説――埴谷雄高

月報
  * 草野心平 怪物武田泰淳
  * 中村真一郎 武田泰淳のこと
  * 野上素一 浦高時代の武田泰淳

第3巻 小説3

* 椅子のきしみ
* 母の出発
* 筋肉
* 情婦殺し
* 物言う鼠
* 女の部屋
* 獣の徽章
* 由井正雪の最期
* めがね
* うまれかわり物語
* 春日異変
* F花園十九号
一  F花園十九号
二  賭のうちそと
三  妄想くらべ
四  脱走
* 冷笑
* 第一のボタン
一  第一のボタン
二  永久館
三  猿人の合唱
四  タロウの槍
* あいびき
* 巨人
* 女地主
* 風土記
* 奇蹟の掌
* 宇宙博士の恋愛

解説――松原新一

月報
  * 増谷文雄 武田泰淳のなかに流れているもの
  * 杉森久英 目黒の風呂・驪山の湯
  * 渡辺広士 武田泰淳と敗戦後の風景

第4巻 小説4

* 美貌の信徒
* 耳
* 勝負
* 飛瀑の女
* 父子の情
* 幻聴
* 銀色の客人
* 風媒花
一  橋のほとり
二  疑えない疑い
三  卍(その一)
四  卍(その二)
五  第一の犠牲者
六  工場にて
七  犯人
八  愛(その一)
九  愛(その二)
一〇 計画
十一 武器
十二 兄弟
一三 灰の花
* 天と地の結婚
    第一章 天使の計画
    第二章 地上
    第三章 第二の青春
    第四章 発見
    第五章 雲のうごき
    第六章 まだ生きている男
    第七章 女のたたかい
    第八章 夜
    第九章 朝
    第十章 亡霊

解説――小田切秀雄

月報
  * 尾崎秀樹 武田さんとの中国の旅
  * 瀬戸内晴美 武田秘伝伝授
  * 増田渉 武田泰淳氏との交友記(上)

第5巻 小説5

* 愛と誓い
* 流人島にて
* 異形の者
* 迷路
* 遠くの旗
* 恐怖と快感
* 動物
* 青木さんの過失
* ひかりごけ
* 紅葉
* 声なき男
* 密室
* 火の接吻
* ゴーストップ
* 青黒き河のほとり
* 遊覧地
* 敵の秘密
* にっぽんの美男美女
* 悲恋
* 燃えあがるみどりの底
* ウラニウム青春
* 汝の母を!
* 杭を打つ!
* グロテスク
* 誰を方舟に残すか
* 怪人物
* 独裁者と共に
* 良妻賢母

解説――開高健

月報
  * 小田嶽夫 戦争中のこと
  * 後藤明生 『司馬遷』と失業の思い出
  * 増田渉 武田泰淳氏との交友記(下)

第6巻 小説6

* 士魂商才
* 成金から財閥まで
* 妖美人
* 甘い商売
* 鶴のドン・キホーテ
* 歯車
* おとなしい目撃者
* 愛情犯罪人
* 透明人間
* 振り出しにもどる
* 地下室の女神
* 貴族の階段
    第一章 節子
    第二章 義人
    第三章 義人と節子(その一)
    第四章 義人と節子(その二)
    第五章 氷見子と父
    第六章 氷見子と兄
    第七章 義人
    第八章 節子
    終 章 節子と義人と氷見子
* 「ゴジラ」の来る夜
* 白昼の通り魔
* 残酷でない物語
* 美しい村

解説――菅野昭正

月報
  * 中島健蔵 ある印象
  * 駒田信二 武田さんの絶対者
  * 牧羊子 バールフレンド

第7巻 小説7

* 森と湖のまつり

解説――真継伸彦


月報
  * さねとうけいしゅう 中国文学研究会の武田さん
  * 前川康男 神の山の湖で
  * 三好行雄 「ひかりごけ」について

第8巻 小説8

* ピラミッド附近の行方不明者
* ニセ札つかいの手記
* 鍵をかける
* 花火を見るまで
* わが子キリスト
* 国防相夫人
* 新・東海道五十三次
    出発準備
    品川-鮫洲-泉岳寺
    川崎大師-鈴が森-横浜-追浜
    鎌倉-江の島-茅ヶ崎-国府津-富永-箱根
    遊行寺-三島神社-千本松原-三津浜-富士市
    水口屋-清見寺-坐漁荘-新居の関-丸子-久能山-日本平
    登呂-三保の松原-浜松-姫街道-館山寺
    三ガ日-豊田-犬山モンキーセンター-明治村-蒲郡
    本部田-知多半島-渥美半島-名古屋
    長島温泉-専修寺-鈴の屋-伊賀上野-伊勢神宮
    三井寺-琵琶湖文化館-石山寺-琵琶湖一周
    到着したけれども

解説――森川達也

月報
  * 鶴見俊輔 『黄河海に入りて流る』雑感
  * 寺田透 言ひわけ・直さない人
  * 高瀬善夫 「新・東海道」取材旅行のこと

第9巻 小説9

* 十三妹
    首の話
    ややこしい話
    旅の話
    放浪の話
    ねずみの話
    受験前の話
    試験場の話
    その後の話
    あとがき
* 秋風秋雨人を愁殺す--秋瑾女士伝--
    第一章 秋風秋雨人を愁殺す
    第二章 なかば血痕なかば涙痕
    第三章 紹興の雨
    第四章 「謀反人は誰じゃ」
    第五章 落水狗と共に
    第六章 猪の叫び響く
* 王者と異族の美姫たち
* 揚州の老虎

解説――竹内好

月報
  * 石上玄一郎 武田泰淳「悪人」説
  * 檜山久雄 秋瑾と魯迅
  * 森田正治 「十三妹」のころ

第10巻 小説10

* 富士
    序章  神の餌
    一章  「草をむしらせて下さい」
    二章  美貌青年と哲学少年
    三章  一の日、八の日
    四章  「私、させられているのよ」
    五章  誘惑
    六章  まぼろしの鳩
    七章  「あの子が死んだ。あたしも」
    八章  あいまいで明確な悪夢
    九章  嘘言症患者の妄想、あるいは真実の手記
    十章  「愛をもって接しなさい」
    十一章 くりかえしの恐怖
    十二章 「勇ましく進め」
    十三章 虹のわかれ
    十四章 「相手の存在を失わせる」
    十五章 事件の発生、その直後
    十六章 「一条さんがやってくるわよ」
    十七章 肉の裁き
    十八章 予感、戦慄、奇跡
    終章  神の指

補遺
* 民族文化について
* 中国言語問題
* 『湖南の兵士』解題
* 上海の出版物
* 野間宏著『青年の環』
* ジャン・コクトオ『アメリカ紀行』
* 井上靖著『雷雨』『死と恋と波と』
* 誰のために小説を書くか?
* 壇一雄著『長恨歌
* 安部公房著『壁』
* 包容力に富む文化態勢
* 丁玲著『霞村にいた時』
* サルトル著『文学とは何か』
* 目撃者の記録
* エレンブルグ著『作家の仕事』
* 寺田透著『現代日本作家研究』
* 現代中国文学全集8『沈従文篇』
* 「ロミオとジュリエット」の素晴しさ
* エレンブルグ著『雪どけ』
* 『女の宿』あとがき
* 吉川幸次郎著『西洋のなかの東洋』
* 長与善郎『わが心の遍歴』によせて
* 六月の風
* 現代的仙人よ、飛びつづけよ!
* 中江丑吉書簡集
* 「五十三次」と「三十六景」
* 『増田渉博士還暦記念論文集』序
* 文化大革命についての私の感想
* 異国の酒買い
* 島尾敏雄『硝子障子のシルエット』
* 身心快楽 如入禅定

解説――丸谷才一

月報
  * 平田次三郎 今は昔
  * 加賀乙彦 溶岩のような力強さ
  * 古林尚 全集の完結を迎えて

第11巻 評論1

* 司馬遷
* ユーモア雑誌『論語』について
* 鍾敬文
* 中国民間文学研究の現状
* 新漢学論
* 今年度の中国文化(国学
* 中国西南地方蕃人の文化
* 『山歌』
* 河北省実験区「定県」の文化
* 唐代仏教文学の民衆化について
* (よう)人と(きん)型儀礼
* 擬古派か? 社会史派か?
* よろめく「学報」の群
* 昭和十一年における中国文壇の展望
* 影を売った男
* 袁中郎論
* 抗日作家とその作品
* 李健吾の喜劇について
* 戦線より
* 土民の顔
* 戦地より
* 美しき古書
* (ぞう)克家と(べん)之琳
* 戦線の読書
* 支那文化に関する手紙
* 杭州の春のこと
* 同人綴方浜松紀行
* 支那で考えたこと
* 巴金「旅途通訊」
* 沈従文「記丁玲」続集
* 梅蘭芳遊美記の馬鹿々々しきこと
* 山西開発展を観る
* 小田嶽夫魯迅伝」
* 揚子江文学風土記 序
* 黄鶴楼
* 赤壁
* 桃源の娼婦
* 苗族のいる町
* 若き兵士の旅
* 蜀へ入る路
* 草堂の杜甫
* 蜀土碧血記
* 蜀女二題
* 佐藤春夫支那雑記」
* 曹禺「北京人」
* 南方関係支那文献解説
* 中国と日本文芸
* 中国人と日本文芸
* 中国作家諸氏に
* 雑誌の精神
* 竹内好魯迅』跋

解説――山本健吉

司馬遷』語注

月報
  * 篠田一士 『司馬遷』の内外
  * 赤木健介 『司馬遷』について
  * 坂本一亀 武田氏の言葉

第12巻 評論2

* 中国の作家たち
* 老舎の近作について
* 中国文学の命運
* 中国文学の路
* 美しさとはげしさ
* 杜甫の酒
* 淫女と豪傑
* 人間臭と人間ばなれ
* 谷崎氏の女性
* 作家と人物
* 丁玲
* 谷崎潤一郎の「細雪
* 『経書の成立』と現実感覚
* 渺茫たるユ氏
* 根本
* 異国放浪
* 「白乾児パイカル」欄に
* 『才子佳人』後記
* 作家の狼疾
* 谷崎潤一郎
* 滅亡について
* 中国文学と人間学
* 無感覚なボタン
* 女について
* 私を求めて
* アレ
* 『あっは』と『ぷふい』
* 賭の姿勢
* 無言の批評
* 某月某日
* 勧善懲悪について
* 私
* 手塚富雄著『帰り行くひと』
* 岡本かの子『生々流転』
* 獣の徽章
* 貴重なめまい
* 椎名麟三「病院裏の人々」
* 侠客と佳人
* 宇宙的なもの
* 日記
* 壇一雄
* 中国の小説と日本の小説
* 加藤周一「文学とは何か」
* 三島由紀夫「青の時代」
* 小説家とは何か
* 『女の部屋』後記
* 『未来の淫女』自作ノート
* しびれた触手
* 椎名麟三「赤い孤独者」
* 作家と作品
* 職場のささやき
* 井伏鱒二
* カミュカリギュラ』の成立
* 作家と手品師
* 新しき知的士族
* 文章政治学
* 竹内好魯迅』解説
* 酒田の本間家
* ささやかな感想
* 乗りもの礼讃
* 文学の国際性
* 『風媒花』について
* 「風媒花」の筆者として
* 「新文学全集」あとがき
* 望郷
* 『孔乙己』感想
* 作家の立場から
* ラジオの魔性
* わが読書
* 奮闘の精神
* 大岡昇平『野火』
* 玩物喪志の志
* ミス未来と密通する男
* 「井伏鱒二作品集」第一巻解説
* 真理先生
* 竹内好訳『魯迅作品集』
* 毛沢東の文章
* 「亀井勝一郎集」解説
* 日本を知らない日本人
* 私小説と社会小説
* 『愛と誓い』あとがき
* 実名小説というもの
* 女を描ききれない
* 新興宗教について
* 魯迅とロマンティシズム
* 坊さんらしい人
* 歴史小説の功罪
* 羽田空港
* 宗教と文学
* 岡本かの子『女体開顕』
* 進水式
* 唐代伝奇小説の技術
* 知的武士のお母さん
* さまざまに発展すべき日本の小説の今後の方向の二、三について
* 三島由紀夫『盗賊』解説
* 『人間・文学・歴史』あとがき
* 小説案内(三島由紀夫中野重治
* チャールス・モーガン『脱出路』
* 飛行機のはなし
* 小説案内(梅崎・川端・今ほか)
* 未来は既に始まった
* 小説案内(曾野・小島・中山・西野)
* 『むらぎも』論
* 「時間」の魔術
* 私の創作体験
    創作と体験
    文体の問題
    登場人物の意味
    『異形の者』について
    一種の無我夢中状態
    『風媒花』について
    質問に答えて
* 小説案内(佐藤・小沼・女流作家)
* 中野重治著「むらぎも」
* 証言と小説
* 椎名麟三著『自由の彼方で』
* 私の文章観
* 小説の喜劇・悲劇
* 批評家と作家
* 病者のモラル
* 新気運の胎動
* 宋慶齢宋美齢
* ヘミングウェイ武器よさらば
* 賈宝玉とピエール

解説――粟津則雄

月報
  * 飯塚朗 武田を透して考える事ども
  * 斎藤秋男 泰淳さんをめぐる三つのことども
  * 竹内実 無題

第13巻 評論3

* 政治家の文章
    1 「政党政派を超越したる偉人」の文章
    2 思いがけぬユーモア
    3 二人のロシア通
    4 ある不思議な「遺書」
    5 近衛の「平和論」
    6 A級戦犯の「日記」
    7 「政党全滅」をめぐるもろもろの文章
    8 徳田球一の正直な文章
    あとがき
* 今年の文学抱負
* しろうと批評とは何か
* 江口渙著『三つの死』
* 「白色婦人」と黄色男子
* ヘルマン・ブロッホ著『罪なき人々』
* 日本人の顔
* 仏教と文学
* 反思想家の返事
* 物語の新しい航路
* 戒名と兵隊
* 戦術としての批評
* 微少な存在
* 動物・植物・鉱物
* 古典の再評価
* メーデー見聞録
* 神話について
* 『火の接吻』あとがき
* 小説家としての武者小路氏
* 愉快な社会主義者山本健吉
* 高橋義孝氏について
* 『敵の秘密』あとがき
* 黒い掌
* 三島由紀夫『小説家の休暇』
* 堀田善衛
* 悪徳について
* 楽しきかな食堂
* 大文学と取組め
* サルトル著『ユダヤ人』
* X氏との対話
* 女神と泥人間
* 読まれるということ
* 「快楽論争」について
* 品行方正な背徳
* 癩者の生活から生れた四書
* 埴谷雄高
* 私と共産主義
* 吉川英治
* あの頃この頃
* 寺田透著『同時代の文学者』
* ものやわらかな人
* 梅棹忠夫著『モンゴール族探検記』
* 小説の怪物性
* カミュ著『転落』
* 証言はすべての人間に重要
* ぼくと上海
* 兎の耳と鼠の歯
* 『みる・きく・かんがえる』はしがき
* 東海村見物記
* 生き残りの感慨
* あさって会
* 好色一代男
* 魔術師になるな
* 駒田信二著『石の夜』
* イギリスの知性・人間の野性
* 植物より花屋さんへ
* 堀田善衛著『インドで考えたこと』
* 科学と文学
* 楡の樹蔭の欲望
* 限界状況における人間
* 人間をささえるもの
* 日本の信仰
* 顔見世大歌舞伎
* 芸術座「風雪三十三年の夢」
* 新宿末広亭にて
* 『楢山節考』以上!
* 社会科学者と文学者
* 中村光夫作『人と狼』
* どこにでも、何回でも
* 私のひとりごと
* 中国歌舞団
* 感想
* 応挙から学ぶべきもの
* 「助六」の物理作用
* 幸田文学のおもしろさ
* 『現代の魔術』あとがき
* 『士魂商才』あとがき
* サーカスの演出
* 気はやさしくて力もち
* 何事も、ながい目で
* 思いつめる
* 原子へ還る
* 庶民の泣き笑い
* 国民ぐるみ
* 仙人はどこにいる?
* おまわりさんよ
* いまどこにいる?
* しずかに決心しよう
* いろいろな大学生
* ほめる専門の八方美人
* うつされたがる
* わかりやすい?
* 道徳的なりや否や
* 歴史と文学
* 庭はどこにでもある
* あのころの楽しみ
* 日本は進歩しつつある
* 魯迅中野重治
* 文学者と政治家
* 合同公演「関漢卿」
* 見直そう「北海道」
* 『地下室の女神』あとがき
* 岡本太郎著『黒い太陽』
* ロブブリエ著『嫉妬』
* PRあるいはCM的自伝
* 諸行無常のはなし
* 書き歩き一週間
* 堀田善衛著『上海にて』
* 新しき「三人姉妹」の悲哀
* 冒険すべき企画
* 竹内好の孤独

解説――桶谷秀昭

月報
  * いいだ・もも 日中関係のむずかしさ
  * 川島勝 「あさって会」のこと
  * 三神真彦 おかしくもあやしきものたち

第14巻 評論4

* 新編・私の映画鑑賞法
    o 映画と私
    o 戦争映画の魅力
    o 映画と未来小説
    o 映画の闇
    o 陽気なドン・カミロ
    o チャップリンとディズニー
    o 「裏窓」と庶民生活
    o 映画と文学(I)
    o 映画と文学(II)
    o 女優について
    o 映画はかみくだく
    o 戦争映画について
    o つくり出す強み
    o 「ジェルソミーナ型」とは何か
    o 戦争映画のおもしろさ
    o お盆の「英雄」たち
    o 映画は心理描写に成功した
    o 映画と文学(III)
    o 記録映画「メソポタミア」を見て
    o 豊かな"第二の現実"
    o 珍しい企画の面白さ
    o 脚本家の苦心に注目
    o 国際性と民族性
    o 日本映画の世界性
    o 映画の道徳的働き
    o うまい商売と無神経さ
    o 心のやさしさとこまやかさ
    o パリと東京
    o 記録映画と新しいモラル
    o 映画・テレビ・活字文化
    o 映画批評のこと
    o しっかり者の運命
    o "街の学校"映画館
    o 国際色と国際性
    o 発展するホーム・ドラマ
    o 映画と文化交流
    o よろめきと日本女性
    o 新鮮な「現実」の発見
    o 傑作が生れるまで
    o 巧妙な刺激とは何か
    o 肉体の魅力
    o 前宣伝と自分の感動
    o 日本映画にもの申す
    o だんまり芝居
    o ひしめき合う喜びと悲しみ
    o 映画と国際常識
    o 女の肉体、男の肉体、地球の肉体
    o 笑いと喜劇と人生と
    o ノンシャランな映画二つ
    o 「13階段への道」が投げる問題
    o 神々の復活を歓迎する
    o 極大から極小まで
    o エロティシズムの政治学
    o 愛のむずかしさ
    o 感じのいい人たち
    o 映画と文学の違い
    o 第二の目、第三の目
    o 宗教的とは何か
    o 笑いとおどろき
    o タデ食う虫と作家の眼
    o 肉体のうつろい易さ
    o 一筆啓上
    o 宗教映画の秘力
    o ナマの人間とナマの世界
    o "自然死"に対する観客心理
    o むずかしい国際問題
    o 詩人の映画
    o 見せものの裏側
    o いくら一億総批評家でも
    o 残酷とは何か
    o 劇と映画の夫婦づき合い
    o 奇妙なことへの熱中
    o 芸術の列車は走る
    o 人間、この異様なるもの!
    o 理屈と勘定の食い違い
    o 「日本昆虫記」ロケを見て
    o 形容しがたい恐怖
    o 忘れられない人物と画面
    o 映画館の楽しみ
    o 「裁き」の予言
    o "古典的"とは何か
    o 現代女優論・左幸子  
    o 映画「怪談」を見て
    o 007の秘密
    o 『私の映画鑑賞法』あとがき
* 団地の
* 「いなか者」と「世界人」
* 江藤淳氏へ
* 昭和に入って
* 百人一首
* 『完本・高見順日記』を読んで
* 『世界憲法集』を読んで
* 文学者に悪い奴はいない
* 大風起って
* 暴力について
* "愚鈍"
* ハニヤ式「眼法」について
* 反俗精神
* あん蜜
* 中村光夫著『想像力について』
* 中野重治著『忘れぬうちに』
* ハリー・ベラフォンテ
* 政治悪と教科書としての『三国志
* 中年男は痛感する
* 内山完造著『花甲録』
* 法務総合研究所編『犯罪白書
* 中国古典文学全集31『歴代詩選』
* 丸谷才一著『エホバの顔を避けて』
* 文化界への直言
* 北海道の原野
* 政治家と文学者
* 『小島信夫集』解説
* 夢と現実
* 法然上人
* 宋元美術の愉快な哲学
* 本郷・小石川
* 「私」への反省
* スタンダール赤と黒
* 苦難に満ちた記念碑
* 飲食男女
* 「狂言まわし」としての悪
* 『花と花輪』あとがき
* 蟹とサボテン
* わが小説『森と湖のまつり
* 菊の花、河、大地

解説――佐々木基一

月報
  * 小島信夫 一つの疑問
  * 永井路子 泰淳先生という男
  * 岡本博 達人、義人

第15巻 評論5

* 日本の夫婦
    o まず身近から
    o お仲人二百組
    o 「根っこ」の夫婦
    o 柔道結婚
    o 子だくさん
    o 勝負の世界
    o 養老夫婦
    o テレビの周辺
    o 遊び夫婦
    o ”紅い恋”の魚屋さん
    o ど根性と運
    o アパッチ先生
    o 乗客掛りの悲哀
    o 全逓夫婦
    o 警官夫婦
    o 物語「弱き夫」
    o 再婚ばんざい
    o パリ娘と熊本男児
    o 愛車精神
    o 伝統と革新
    o ある女の戦術
    o 石炭とともに
    o 白い日本人
    o 水郷の農家
    o 理科と社会科
    o 音楽と実業
    o あとがき
* 宗教人の旅
* 大陸の舟遊び
* 文学者らしい告白
* 犬の裁判
* 生み出す者の苦心
* 「孫子」の兵法
* おサルさんとみそ汁
* コバルト色の雨合羽
* 国際的な人物
* 同級生交歓
* EECと文学
* 文人歓語の図
* 中国女性の"女らしさ"
* 原稿料ゼロ
* 変りつつあるソ連
* 梅棹忠夫の忠告
* 実作者の経験談
* 悪魔好き
* 植物の根や昆虫の触角のごとく
* 花は土から
* カンヅメ論
* イカの夫婦
* 実業家の書いた本
* 農民の発言
* おしゃべりは楽し
* 欲望の文学
* 主婦と外国語
* おそろしい質問
* テレビの新人
* 母の悲しみ
* カイロの街で
* 文学を志す人々へ
* ひらけゆく北海道展
* 『森と湖のまつり』取材旅行
* 朝日ジャーナル編『日本の思想家(1)』
* 三島由紀夫著『美しい星』
* 作家の自己弁護
* 焼きもの
* 親鸞証人架空会見
* 「新しい世界」写真展
* 箱庭の美
* 強いということ
* "北京・カイロ・モスクワ"
* 青年の宗教、老人の宗教
* 文章とテーマ
* 私の「中世」
* ガーデンブリッジ附近
* 怪人二十面相
* ソンをしなかった輜重兵
* 夫婦原始林を探検する
* 中国語のおもしろさ
* 梅崎春生著『狂ひ凧』
* 枕山と毅堂
* 『序曲』について
* 悪書
* 本多秋五著『続物語戦後文学史
* 批評家さまざま
* 宗教と文学
* まじめな文士
* 作家の生き方
* "文化望遠鏡"を
* 病気と文学
* 私の書きたい女
* はじめての本『司馬遷
* 女傑なるかな
* 呉玉章
* 『辛亥革命の体験』
* 親孝行
* 文学のアトランティス
* めがね
* 椎名麟三氏について
* かなしい動物
* 雨ニモマケズ
* もうすこし平等に
* 中途はんぱ
* 文学者、政治を語る
* 酸素と化学肥料
* 日本的なるもの
* 中国現代劇の前進
* 静に、ゆっくりと
* 作家の二代目
* 行動主義、今いずこ
* 「国際小説」とは
* 「紅楼夢展」の魅力
* 車上の批判者
* 巨大なるもの
* 狂った妻
* 別荘について
* 私の小説作法
* 何となくゾッとする
* 楽しいかな・筆談
* めいめいの風景
* 心配する必要はない
* 忠勇なる諸氏よ
* 批評家にめぐまれる
* 井伏文学の魅力
* コンピューターと経営者についての妄想と予感
* 日本人の国際感覚
* 花田清輝著『俳優修行』
* 石狩川
* 中国で感じたこと
* 丈夫な女房はありがたい
* 漱石の女性像

解説――本多秋五

月報
  * 吉田健一 武田さんのこと
  * 島尾敏雄 或る縁にし
  * 根本長兵衛 『日本の夫婦』と武田先生

第16巻 評論6

* 文章のくさみ
* 冒険と計算
* いやな先生
* 忘れられぬ喜び
* やや荷風式に
* 青の神秘
* 貴重な現地報告『泥と炎のインドネシア
* 黄色は何を求めるか
* ラムネ、水族館、溶岩
* つながらない文章
* 「ジャピンド」について
* 『毛沢東 その詩と人生』あとがき
* 私は苦しかった
* 学士諸君へ
* 私の古典・司馬遷の『史記
* 永井荷風
* 大モノぐいの入道
* 「守るべきもの」は何か
* 梅崎春生の思い出
* 富士山
* 「毛主席詩詞」の色彩について
* カラマーゾフ的世界ばんざい!
* 野間宏『華やかな色彩』
* 濃厚な香気漂う永遠の花園
* 朝永振一郎の二冊の本
* 神経衰弱と女性
* 私はこう見る
* ショーロホフ氏の印象
* さくらの路
* あいまいな記憶
* AとA・AとA・A・A
* L・モズレー著『天皇ヒロヒト
* 竹内好著『日本とアジア』
* 千田さんについて
* 微妙なくりかえし
* 『冒険と計算』序文
* 『新編 人間・文学・歴史』あとがき
* 午前三時に起きて仕事
* 静かな計画性
* 空路誕生で四〇分の処女地・三宅島
* 地球人について
* 舞台再訪・『森と湖のまつり
* 肉親嫌悪
* 魯迅とは何者なのか
* 創造的人間について
* キノコ狩り
* 魯迅死後三十年に思う
* 井伏鱒二さんの文学
* マキャベリ人間について
* サルトル的知識人について
* わたしの好きな、わたしの小説
* 菅原幸助著『現代のアイヌ
* 深沢七郎『人間滅亡の唄』
* 一つの生き方
* ほめるクセ
* 私の鬼女幻想
* 吉川幸次郎編著『中国文学論集』
* きみわるさについて
* 文化交流について
* 歯のはなし
* 雨、ヒシの実、帽子
* 『揚子江のほとり』あとがき
* 「懐疑と信仰」について
* 造反派とは何か
* 私の第一評論集『司馬遷
* 日本的なるもの
* 中国文化大革命を語る
* 文学雑感
    一 「私」への反省
    二 私の小説作法
    三 私の創作体験
      創作と体験
      文体の問題
      登場人物の意味
      一種の無我夢中状態
      『風媒花』について
* バレー「白毛女」
* 私と『資本主義』
* ユーゴーの『レ・ミゼラブル
* 飯塚朗著『北の旋律』第一部
* 乗せてもらう
* 吉田健一著『文学のたのしみ』
* テーブルの下の血痕
* 彫刻家父子
* 短編小説の無限の面白さ
* 私の自慢の本『セリンディア』
* 山麓のお正月
* 中国文学事始
* 根源的なるもの
* 許広平女士をしのぶ(一)
* 私の一冊『司馬遷
* おねがい
* 石狩平野
* 許広平女士をしのぶ(二)
* 開高健著『輝ける闇』
* ドンブロフスキー著『古代保存官』
* なわばり論
* 坂本スミ子
* 魯迅と秋瑾
* 北海道のマテな夏
* 素朴純情のおもむき
* ハシカの記念日
* 禁欲の青春
* 悠々たるいそがしさ
* 無邪気な酔漢
* 現代政界を予言する
* 埴谷雄高対話集『架空と現実』
* 『新訂・中国古典選』によせて
* "文章"の不自由と自由
* 堀田善衛著『若き日の詩人たちの肖像』
* 私の読書録
* "ガク"の未来を信じて下さい
* 司馬遷史記
* まい ういーく
* 河上徹太郎全集を推す
* テレビ討論のすすめ
* 『秋風秋風人を愁殺す』について
* 人民間の文化交流
* 北海道と私
* 作家にとって反逆精神とは何か
* 地球・庭・箱庭
* 富士と日本人
* シルクロード五十三次
* 東海道五十三次クルマ哲学
* 「批評」グループ、その他
* もっとも現代的なる文学者
* 娘に答えて
* 花田清輝著『随筆三国志
* ためらいと恥ずかしさを克服するために
* 陜西省西安坡村出土の人面紋陶盆についての疑問
* 雄弁なるかな、人類!
* 中央高速道路のファン
* 胡姫と平和共存
* 深沢七郎著『庶民烈伝』
* 私の言葉
* 『混々沌々』序文
* 『混々沌々』あとがき
* くさい男
* ケンカ論
* やめ屋
* 国家と文学
* オトコの服装
* 私の生き甲斐
* 国会炎上の思想
* 人間を"見つめる"ということ
* 楽しきかな、見学
* 椎名麟三さん
* 埴谷雄高さん
* 漢字のきみわるさ
* 全集のむずかしさ
* 白川静著『漢字』
* 訪中29回
* 大失敗
* 迷宮とは何か
* 愛すべき恐竜の足音
* 思想の言葉
* 七・七記念日にあたりて
* 地獄・極楽
* 小説とはかくも恐るべきものであるか!
* 『黄河海に入りて流る』あとがき
* 竹内好著『中国を知るために』(第二集)
* 妥協を知らぬ創造者
* 理論と実践の新しい統一を着実に遂行
* 馬鹿について
* 私の朝食
* ことしの回顧
* ゴーリキー著『追憶』(湯浅芳子訳)
* 僧侶の父
* 『破戒』から学ぶべきもの
* 大へんだということ
* 埴谷雄高
* 李白杜甫にも
* 「風景」と「自然」
* ユネスコ編『語録 人間の権利』
* 三島由紀夫氏の死ののちに
* 野間宏著『青年の環』5「炎の場所」
* 海外からの刺激の中で
* わが思索わが風土
* 現代にとって文学とは何か
* 僧侶の良心
* 「蘭陵王」と「最後の一句
* 中国人と日本人
* 樹木と酒と愛猫と
* 蠅ころし
* 視野脱落をおそれた人
* 物理、数理、小説
* 心やさしき梅崎さん
* 杜甫の詩
* 富士での生活
* オール否定の勇士
* 辛抱づよいニヒリスト

補遺
* おめでたい話
* さびしそうだけれども
* 怪しき村の旅人
* 媒酌人は帰らない
* 北京の輩に寄するの詩
* "後記の詩"
* 『司馬遷』各版序文
* 茅盾『虹』後記
* 小事
* あなたが、現在の日本から抹殺したいと望まれるもの三つ
* わが文学の泉
* グラトコフ『セメント』
* 日本文学の五十年・短編小説ベスト10
* 中村光夫著『谷崎潤一郎論』
* 戦後派作品ベスト3
* 竹内好訳『魯迅代表作品集』
* 扉の言葉
* 江湖大侠
* 私の好きな
* 恋愛小説ベスト・スリー
* 文学者としての郭沫若先生
* 必読十冊
* 読書の姿勢
* 記録とは何か
* 私の健康法
* 戦後小説・ベスト5
* 現代に生きる古典
* 『海鳴りの底から』について
* 東方書局のこと
* 「ひかりごけ」の上演について
* 『砂の女』について
* 小竹文夫先生のこと
* 『わが塔はそこに立つ』について
* 作家の言葉
* 仲よし
* 各種文芸賞選後評

解説――平岡篤頼

月報
  * 市井三郎 武田泰淳さん瞥見
  * 奥野健男 結節点、武田泰淳
  * 近藤信行 富士桜高原
第17巻 小説11

* 快楽

解説――柄谷行人

月報
  * 寺内大吉 武田泰淳と「快楽」
  * 大島渚 『犬が星見た』どころか---
  * 村松友視 終章のあとのエピローグ

第18巻 小説12 評論7

* 目まいのする散歩
    o 目まいのする散歩
    o 笑い男の散歩
    o 貯金のある散歩
    o あぶない散歩
    o いりみだれた散歩
    o 鬼姫の散歩
    o 船の散歩
    o 安全な散歩?
* 上海の螢
    o 上海の螢
    o 汗をかく壁
    o まわる部屋
    o うら口
    o 雑種(ツアチュン)
    o 廃園
    o 歌
* 月明、笛と風がきこえる
* まぼろしの百日草
* 少女と蛇娘
* 文学と仏教
* 勇気あることば
* 宗教は統一できるか
* 友は離れているもの
* 戦争と私
* わが心の風土
* 比叡山紀行
* 大拙先生の問答
* 法隆寺展を見て
* アイヌと神と修道院の神
* 出羽三山
* 男性と女性と
* 京都の寺々
* 最澄
* 現代は罰せられている
* 「往生要集」の虫
* 誤解の効用
* 私にとって宗教とは何か
* 私の中の地獄
* 私の病状
* 椎名麟三氏の死のあとに
* 大江健三郎著『洪水はわが魂に及び』
* 『快楽』の頃
* 阿部昭著『千年』
* 川は流れて
* 中村真一郎著『この百年の小説』
* 文学と私
* 小松真一著『虜人日記』
* ペンギン記
* 野の花のごとく
* 大きな坊ちゃん
* 魯迅先生と私
* 社会主義的指導者Sと仏教者B氏との対話
* 「中国文学」と「近代文学」の不可思議な交流
* 三島由紀夫のこと

補遺
* 清末の諷刺文学について
* 鉄拐の顔
* 中国国民党史など
* 上海化
* 朱舜水の庭
* 中国の武士道
* 司馬遷の精神
* 宋江の殺人
* 私の机の上
* なまけ者
* 蕭軍『愛すればこそ』『妻なき男』解題
* 『現代支那女流作家集』解題
* 霞客

解説――松本健一

月報
  * 白土吾夫 武田先生を憶う
  * 庄司薫 武田さんの思い出
  * 前田速夫 泰淳先生の拍手

別巻1 対談

* 現代について(堀田善衛
* まごころ問答(亀井勝一郎
* 政治と文学(臼井吉見
* 薇を喰わない(竹内好
* 諸行無常鈴木大拙
* 『史記』の世界から日本文化まで(貝塚茂樹
* 描ききれぬ中国の変貌(老舎)
* 作家は何を見るか(小島信夫
* 技術時代と思想(森有正
* SFを探る(小松左京
* 私の中国文化大革命観(竹内好
* 太宰治現代文学臼井吉見
* 救いと文学(椎名麟三
* 革命・神・文学(河上徹太郎
* 文学者は今日をどう生きるか(野間宏
* 転形期の文学と文学者(椎名麟三
* ユートピアへの旅(花田清輝
* 禁欲が生んだ滅亡の文学(古林尚)
* 小説を書く心(中村真一郎
* 軍隊と文学的出発点(埴谷雄高
* 文学は空虚か(三島由紀夫
* 東洋の知恵(山本健吉
* 混沌と救済(遠藤周作

別巻2 対談

* 同文同種というけれど(陳舜臣
* 日本の政治家は外交ができぬ(尾崎秀樹
* 大学はなぜ必要なのか(柴田翔
* 文学と狂気(北杜夫
* 朝鮮のこころ日本のことば(李恢成)
* 『十二年の手紙』のころ(宮本顕治
* 国際ロマン派の若者たち(五木寛之
* 「殺す」こと・「殺される」こと(寺田透
* 戦後・仏教・愛(大岡昇平
* 精神の共和国は可能か(辻邦生
* 生きることの地獄と極楽(真継伸彦
* 文学と宗教と人生(加藤周一
* 亡命者の運命(開高健
* 戦争と中国と文学と(竹内実)
* 新しい価値観を求めて(桑原武夫
* 「中国文学」のころ(竹内好
* 混沌から創造へ(開高健佐々木基一
* 元気の出る小説(古井由吉

増補 武田泰淳研究 埴谷雄高

作家論
* 武田泰淳平野謙
* 精神の腐刑(遠藤周作
* 武田泰淳臼井吉見
* 武田泰淳の作品(神西清
* 武田泰淳論(奥野健男
* 武田泰淳小島信夫
* 武田泰淳論(江藤淳
* 武田泰淳の文学(埴谷雄高
* 武田泰淳寺田透
* 武田泰淳山本健吉
* 武田泰淳本多秋五
* 忍耐の思想(高橋和己)
* 非革命者のキリスト(磯田光一
* 「諸行無常」のかたち(菅野昭正)
* 武田泰淳論(兵藤正之助)
* 方法としての「私」(粟津則雄)
* 武田泰淳・滅亡にはじまる(大江健三郎
* 苦しみを求める心(立石伯)
* 座談会 武田泰淳――その仕事と人間
        竹内好開高健
        小野忍・斎藤秋男
        堀田善衛本多秋五
        奥野健男埴谷雄高
        江藤淳佐々木基一

作品論
* 司馬遷竹内好
* 才子佳人(三島由紀夫
* 蝮のすえ小田切秀雄
* 「愛」のかたち(佐々木基一
* 異形の者(平田次三郎
* 異形の者(埴谷雄高
* 春日異変(日沼倫太郎)
* 「風媒花」について(三島由紀夫
* 武田泰淳の「風媒花」について(竹内好
* 風媒花(埴谷雄高
* 『愛と誓ひ』(寺田透
* 『流人島にて』(駒田信二
* イデアへの到達(松原新一)
* 『人間・文学・歴史』読後(寺田透
* 『人間・文学・歴史』(堀田善衛
* 森と湖のまつり篠田一士
* 森と湖のまつり埴谷雄高
* 『士魂商才』(橋川文三
* 『士魂商才』をめぐって(丸山真男
* 不精の悪魔(安岡章太郎
* 貴族の階段(佐々木基一
* 貴族の階段(埴谷雄高
* 「政治家の文章」の武田泰淳氏(堀田善衛
* 秋風秋雨人を愁殺す(高橋和己)
* 秋風秋雨人を愁殺す(堀田善衛
* わが子キリスト(柄谷行人
* 混々沌々(竹内実)
* 混々沌々(真継伸彦
* 富士(中島誠)
* 富士(柄谷行人
* 富士(安岡章太郎
* 根源へ向う強靱な思惟(加賀乙彦
* 『快楽』(桶谷秀昭
* 散歩への誘い(黒井千次
* 武田泰淳と百合子夫人(埴谷雄高
* 『上海の螢』『文人相軽んず』(古林尚)

作家の肖像
* 武田泰淳のこと(河上徹太郎
* 武田泰淳さんについて(椎名麟三
* 武田泰淳埴谷雄高
* 武田泰淳の一面(竹内好
* 武田泰淳のこと(椎名麟三
* 『「愛」のかたち』の頃(埴谷雄高
* 最近の武田泰淳野間宏
* 僧侶であること(三島由紀夫
* 武田泰淳の変化(埴谷雄高
* ある日の武田さん(椎名麟三
* 武田泰淳野間宏
* 武田先生と私(一)(深沢七郎
* 武田さんの眼と舌(開高健
* 武田泰淳臼井吉見
* 武田泰淳さん(杉森久英
* 武田泰淳の苦行(埴谷雄高
* 武田先生と私(二)(深沢七郎
* 山の隣人(大岡昇平
* 仏様の御心(遠藤周作
* 武田さんと法爾(椎名麟三
* 初期の頃

* 最後の二週間(埴谷雄高
* 武田君のこと(中野重治
* 感想(大岡昇平
* 彼岸西風(堀田善衛
* 冷徹と温情の人(石上玄一郎
* 追憶(小野忍)
* 武田泰淳さんの存在(島尾敏雄
* 武田泰淳の為の誄

武田泰淳年譜(古林尚)
武田泰淳研究文献総覧
研究篇を編んで(埴谷雄高
『増補・武田泰淳研究』のあとに(埴谷雄高

補遺(別冊)
* 作家に聴く・武田泰淳
* へんじ
* 私はどのようにして日本語を学んだか
* 幅ひろく劇的なおもしろみ
* 彼を好きなままでいたい
* ああニンゲン
* 『ある愛』について
* 熱愛者を生む文学
* 文章千古の事
* 古田晁さんの事