田川建三訳 作品社 2007.8.10
本文への註
コリントスにある神の教会へ、第一
表題
第一章
1 キリスト・イエスに招かれた使徒
ソステネス
2 …神の教会と…聖化された人々
また…すべての人々へ
キリストの名を呼ぶ
我らの主であるとともに、彼らの主
3 恵みがあなた方にあるように、また…平安が
4 キリスト・イエス
私の神
5 (文節)
6 キリストの証し
7 恵みの賜物
顕現(apokalypsis)
8 主は
9 信実(pistos)
招かれた
10 呼びかける
同じ思い、同じ認識
回復されるように
11 クロエーの家の者たち
明かされた
12 アポロ
ケバ
14 クリスポス
ガイオス
むしろ感謝せねばなるまい
感謝する
15 だから…などとは言い出す者もいないだろう
16 ステファナス
17 何故なら
無になってしまう
…よってでは…なってしまう
18 すなわち
救われる我ら
19 賢さ
20 律法学者
21 神の知恵の中で
26 すなわち
招かれた(時の)こと
肉による
生まれの良い者
27 もの
世の愚か
28 生まれのないもの
蔑まれているもの
存在するもの、存在しないもの
無効にする
29 肉
30 キリスト・イエスにある
神のおかげである
キリストは神の側から、我々の知恵となった
聖化
贖い(apolytrosis)
31 主において誇る
第二章
1 秘義(mysterion)
言葉(ロゴス)
2 それも、十字架にかけられたイエス・キリスト以外は
3 衰弱していて
4 説得力ある言葉
力
示すところ
6 完全な者たち
無力な
支配者
7 此の世(の創造)以前から
9 眼が見ず…
10 我々には
探る
11 人間のこと、神のこと
知りえようか…認識しえなかった
12 認識するため
13 判断しつつ
14 (自然的)生命の人間
16 叡智(nous)
第三章
1 私もまた
霊の人
肉の人
2 食べ物
3 妬みや争い
人間的な仕方
4 人間でしかない
5 この者たちを通じてあなた方が信じるにいたった仕え手
8 だろうけれども
10 神の恵み
知恵ある建築家
11 すでに置かれている土台以外に
13 かの日
まさにその火が
検証する
15 罰を蒙った
17 そうなのだ
19 引用 ヨブ5・13
20 引用 詩93(94)・11
21-23 何故なら…のだから
第四章
1 であるから
神の秘義の管財人
2 なお
信実
3 批判する
どうでもよろしい
人間の法廷
5 先送りして
裁く
あなた方は…裁いたりしてはならない
6 形を変えた
書かれてあること以上ではない
我々において…学ぶ
ある者に賛成し他の者に反対したりしてふくれ上がらない
ふくれ上がる
7 というのも
特別視する
あなた
受け取ったもの
8 満腹する
王になる
9 つまり
死に定められた者
10 なった
12 自分の手で苦労して働いている
13 呼びかける
あらゆるもの
14 敬意を表する
15 無数
父
16 私を真似る者となりなさい
17 ティモテオス
遣わした
主にあって
キリスト・イエスにおける私の道
あらゆるところで、あらゆる教会で
18 私が…行かないので
19 …ふくれ上がっている者たちの…力を見せていただこうか
20 何故なら
第五章
1 そもそも
淫行があると言われている
父親の妻(女)と一緒になった
一緒になった
異邦人にさえ見られない
2 あなた方はふくれ上がってしまっていた
3 実際私といえば
しでかした
裁いてしまった
4 我らの主イエス
我らの主イエスの名において
我らの主イエスの力も共に
5 引き渡したのである
肉体が滅びるようサタンに引き渡した
その者の霊が…救われるためである
7 そしてまさに
過越しの犠牲
8 悪と邪悪
9 (段落)
手紙で…書いたが
11 今度は書く
12 あなた方は内の者を裁いていないとでもいうのか
13 あなた方の間から悪人を取り除け
第六章
1 誰かが他の人に
もめごとがある
聖者
不義なる者
敢えて…裁いてもらったりするだろうか
2 聖者こそが此の世界を裁く
3 天使
日常的なこと
4 教会では蔑まれている者
5 これはあなた方に敬意を表して言っているのではある
6 もしもそういうことがあるとすれば(仮定)、それは恥ずかしいことだろう
7 係争がある
損害を受ける
奪われる
9 柔弱な者
12 何でも私に許されている
13 「食物」と「腹」
無効にする
14その力
15 私
16 二人が一つの肉に…
17 いっしょになる
18 内部に対して
20 神を反映する(doxazo)
第七章
1 あなた方が書いてきたことについて
人間にとっては
2 妻、夫
義務を果す
7 (禁欲主義)
10 主が指示する
指示する(parangello)
別れる(choristhenai)
12 ある兄弟
14 (二分法的排他意識)
兄弟によって
15 神があなた方を招いたのは平和においてである
あなた方
17 もしもそうでないなら
招き給もうた時のまま、そのまま
命じる
21 むしろ用いるがよい
22 主において招かれた奴隷
主の解放された者
解放された者(apeleutheros)
23 人間の奴隷になるな
25 童貞の者
命令
恵まれて
信実である
26 現在の逼迫した状態
逼迫した状態(ananke)
これは良いことだと思う
そのようにある
27 女
28 (なにも結婚そのものが罪だとまでは言っていない)
童貞者
肉体に苦悩を持つ
あなた方に遠慮してあげている
29 このことを私が言うのは、時が縮まっているからである
時が縮まっている
なお
女を持つ
持たない者のように
30 「買える者」の実例しか浮かばない
31 利用しない者
形
32 主
33 妻
34 結婚していない処女
35 束縛する
ひたすら
ひたすら、主に対して
36 四つの学説
自分の処女
自分の処女に対してさまにならないことをしていると思うのなら
さまにならない
十分に成熟して
そうするべきであるのならば
その欲することをなすがよい
結婚するがよい
38 結婚する
39 男主義者パウロ
ただし主にあって
40 そのままにとどまっている
恵まれている
私もまた神の霊を持っている
第八章
1 偶像に供えられた肉
誰もが知識を持っている
だが知識は…
ふくれ上がらせる
建てる
2 知るべき仕方で知る
3 神を、神によって
5 天にであろうと地にであろうと神々と呼ばれるものがあるけれども、現に多くの神々、多くの主が存在してはいるが
6 神は唯一、父のみ
その神へとむかって存在している
キリストによって一切があり
7 意識
8 連れていってくれる
9 力(exousia)
障害
10 あなたが
意識
作り上げる
第九章
1 主にあって
業績
2 主にあって
印章
6 働かずにいる
7 兵隊になる
羊の群
8 単に人間的に
9 引用 申命記25・4
10 一般的に
と書かれているのは
11 生き過ぎ
12 あずかるのであれば
あなた方のこの権利
15 私にとっては死ぬ方が…
16 誇りにはならない
17 報酬を受けるであろう
摂理
18 …ためには
19 いかなる人からも
みずから…奴隷となった
より多くの人
20 のようになった
21 神の律法、キリストの律法
22 弱い者となった
ともかく何人かでも
救うためである
23 している
福音の共同者
24 的はずれの比ゆ
27 的確にパンチをくらわす
失格者(adokimos)
第十章
1 何となれば
雲のもとにあった
2 旧約の物語のアレゴリー化
「聖礼典」洗礼・聖餐
霊の食べ物
4 飲んだ
この岩はキリスト
6 型
7 たわむれる
8 二万三千人
9 民数記21・5
キリスト
10 つぶやく
11 類型論的なこと
考えを正す
世の終わり
13 人間的でない
信実
15 理解力のある者
16 (杯を)祝福する
キリストの血との交わり
17 パンは一つであるから、我々大勢の者が一つの身体なのである。何故なら…
18 肉によるイスラエル
19 何なのか
20 彼らが犠牲を捧げているのは
悪霊に捧げているのであって、神にではない
悪霊と交わる者
21 あずかる
23 建設的である
24 自分のこと、他者のこと
25 市場で売られているもの
29 どうして私の自由が他人の意識によって裁かれることがあろう
30 つべこべ言う
私が感謝したそのものに関して、どうしてつべこべ言われることがあろうか
31 小さい段落
32 躓き
33 彼らが救われるため
私を真似る者となるがよい
第十一章
2 あらゆる点で
私を覚えている
誉めておこう
伝承を…保つ
3 それなら
男の頭はキリスト…
4 頭に何かをつける
7 反映(doxa)
10 天使の故
天使
11 主にあっては
12 男は女のために
15 長い髪は覆いの代り
17 このことを指示する
指示する
19 合格者
分派争い(haireseis)
20 主の晩餐
21 自分の晩餐をとっている
腹が減っている者
22 持っていない者
23 伝えた、受け取った
引き渡される
24 聖餐式設定の伝承
思い出のために
27 主のパン、主の杯
責任がある
28 検証する
29 絶望的に混乱した節
もしも身体を判別しないとすれば
身体を判別する
判別する
30 呪術的
31 条件法(仮定法)の文
32 最後の審判での決定的な断罪でなく、今のうちにこうして「主によって」教育を受けておけば、最後の審判に際して此の世とともに滅亡にさらされずにすむだろう。
34 命じる
第十二章
1 霊の賜物
2 単語の切り方の問題「連れて行かれるような具合に、引き寄せられていた」
もの言わぬ偶像
2 だから
知らしめる
神の霊、聖霊
神の霊において、聖霊において
4 恵みの賜物
5 奉仕の仕事
主は同一である
6 力の作用
7 顕れ
役に立つため
9 信
霊において
10 力の作用
霊(複数)の判別
さまざまな舌
12 肢体はすべて数は多いが
13 飲ませてもらった
23 無価値、価値
価値を付与する
格好悪い
格好悪い部分が実はより良い姿を持っている
24 一体化させる
価値を与え
25 配慮する
26 栄光が与えられる
28 まず使徒となし
援助
舵取り
さまざまな舌
30 舌で語る
解釈する
31 自己矛盾
第十三章
(いわゆる愛の賛歌)について
31 ネストレの編集
1 人間の舌で語る
鉢(chalkos)
シンバル
なってしまった
2 預言を持ち
山をも移すほどの信仰
信仰をすべて
3 財産
人に食べさせるために提供し
身体を焼かれるためにわたす(殉教の死)
4 善良である、愛は
大言壮語せず
ふくれ上がらない
5 さまにならないことをせず
すぐに怒ることをせず
悪を数え上げない
6 ともに喜ぶ
7 ゆずる
8 倒れない
止む
11 止めた
12 鏡をとおして
確かに認識されている
確かに認識する
私も確かに認識する
13 残る
第十四章
1 愛を追い求めよ
預言する
2 聞く人はおらず
霊に対して
3 呼びかけ
励まし
4 教会を建てる
7 生命のないもの
10 言語
音韻のないものはない
11 言語の意味
私にとっても
野蛮人
12 霊に関して
教会を建てる目的
より豊かになる
14 すなわち
理性
16 素人(idiotes)
の位置にいる者
19 一万
20 考えること
21 引用 イザヤ書28・11-12
23 自己矛盾
素人
24 糺(ただ)され
批判され
33 平安
聖者たちのすべての教会でそうであるように
34 女は教会では黙っているがよい…
37 主の掟
40 形よく
第十五章
1 知らしめる
2 覚えている(katecho)
3 第一に
受け取った、伝えた
書物に従って
4 甦らされた
5 …こと、…ことを
8 生まれそこない(ektroma)
12 復活(anastasis)
言う人がいる
19 此の(世の)生においてキリストに希望を託した
20 初穂
22 生かされる
23 初穂
24 終末
あらゆる支配、あらゆる権威と力
無効にして
27 引用 詩篇8・7
と言う時
30 危険を冒す
31 兄弟たちよ
32 エフェソス
獣と闘った
人間的なこと
33 悪しきつきあい…
34 正しく正気であれ
これを言うのは、あなた方のためである
36 無考えな人
37 裸の種
39 家畜
40 輝き
44 (自然的)生命の
45 引用 創世記2・7
46 (我々人間は最初から霊的存在として生きているのではなく、最初は自然的生命を生き、復活したら霊的生命を生きる)
47 第二の人
48 最初の人間アダムは土的な存在、キリストは本来は天的存在であり、そのキリストのおかげで我々は復活して、キリストと同様に天的存在になる)
土的な者、天上の者
49 似姿
50 このことを申し上げる
51 我々みんなが死ぬわけではない
52 最後のラッパ
53 この朽ちるものが朽ちぬものを着る
54 引用 ホセア13・14
第十六章
1 聖者たち
募金
命じる
3 恵み
保障する
5 マケドニア
6 送り出す
11 軽んじる
彼が私のところにもどって来れるよう
兄弟たちと共に
12 声をかけ
13 「目を覚まし、堅く信仰に立ち、雄々しく、かつ強かれ」
14 一切のことが愛において生じるように
15 ステファナス
アカヤ
聖者たち
聖者たちに仕える仕事を引き受けてくれた
16 共に働き、労苦している人
17 居ること
あなた方の欠けたところを満たしてくれた
18 霊を安んじさせてくれた
評価するがよい
19 アシア
アキラとプリスカ
21 呪いの言葉
22 アラナタ(maranatha)アラム語 maran atha