仲正昌樹 筑摩書房 2004.10.10

第1章 神なき時代の「正義」と「貨幣」 「正義」を計算する? 命に「値段」をつける現代社会 貨幣は「報復」合戦に歯止めをかける アリストテレスは「正義」をどう考えたか 貨幣に対するアンビヴァレントな感情 シャイロックが看破したキリスト教徒の矛盾 …

岡本清一 岩波書店 1959.4.17

第1章 1 人間は自由でありうるか 2 「反デューリング論」の自由 3 エンゲルスとミル 4 「四つの自由」第2章 1 自由と拘束(強制)との関係 2 組織にもとづく拘束(強制)と自由 3 組織にもとづかない拘束と自由 4 二つの自由の混同 5 組織にもとづく自由と…

ジュリアン・グリーン 高橋たか子訳 人文書院 1979.9.10

(序) 私は序言というものがあまり好きではない。ホエル Ⅰ ホエルは海辺で鎖をみつけた。 Ⅱ 三日間、ホエルは鎖を上っ張りにしまったまま、誰にも見せなかった。 Ⅲ 海辺を離れて陸地の奥に入ると、こんもり茂った谷間に行きつく。 Ⅳ その後まもなく、ホエル…

熊野純彦岩波書店2006.4.20

第1章 哲学の始原へ タレス アナクシマンドロス アナクシメネス 第2章 ハルモニアへ ピタゴラスとその学派 ヘラクレイトス クセノファネス 第3章 存在の思考へ パルメニデス エレアのゼノン メリッソス 第4章 四大と原子論 エンペドクレス アナクサゴラ…

近森高明世界思想社2007.3.20

序論 観察者から陶酔者へ--遊歩者と都市のモダニティ 1モダニティ論と遊歩者 2モダニティ・存在・無意識 3遊歩者 4観察者と陶酔者 5認識論から存在論へ Ⅰ都市・テクスト・迷宮--ベニャミンの都市論的テクスト 1ベンヤミンと二つの都市 2ベルリン回想記 3パサ…

加藤信朗、知泉書館2006.11.23

第1講 『告白録(confessiones)』という書物---アウグスティヌスに学ぶことの現代的意義 第2講 第1巻冒頭の2行について---『告白録』の構成、解釈の問題点 第3講 「大いなるもの」--『告白録』冒頭箇所(Ⅰ、鄯、1)の解釈 第4講 第1巻第2−6章 第5…

ハンナ・アレント、ジェローム・コーン編、筑摩書房2007.2.25

プロローグ(ソニング賞受賞スピーチ) 第1部 責任 独裁体制のもとでの個人の責任 道徳哲学のいくつかの問題 アレントの『基本的な道徳命題』の異稿 集団責任 思考と道徳の問題 W・H・オーデンに捧げる Uncertain and afraid As the clever hopes expire Of…

フラウィウス・ヨセフス、ちくま学芸文庫2002.2.6 2002.3.6 2002.4.10

Ⅰ アサモナイオス王朝の盛衰 ポンペイオスの登場とユダヤの再編成 アンティパトロスの子ヘロデの登場 ヘロデ、ユダヤの王となる ヘロデの宮廷を襲った大嵐 ヘロデの悲惨な晩年 ヘロデの死後のユダヤⅡ ユダヤ、ローマの属州となる 戦争の気配、濃厚になる 叛…

株式会社求龍堂2006.10.30

松岡正剛千夜千冊第7巻 男と女の資本主義 1和泉式部とポヴァリー夫人第419夜 キレイダ・キライダ・キホンダ・キソイダ 清少納言『枕草子』 第285夜 後朝を偲び返した擬装日記 和泉式部『和泉式部日記』 第925夜 恋ひわびてかくたまづさの文字の関 建礼門院右…

株式会社求龍堂2006.10.30

松岡正剛千夜千冊 第6巻 茶碗とピアノと山水屏風1余白の水暈墨章第615夜 画中の詩・詩中の画 李沢厚『中国の伝統美学』 第3夜 用の美に資する犀利を 長尾雨山『中國書畫話』 第644夜 書斎を配傭するものたち 中田勇次郎『文房清玩』 第116夜 身体をもって山…

株式会社求龍堂2006.10.30

松岡正剛千夜千冊 第5巻 日本イデオロギーの森 1東風の記憶第626夜 文化は交通である 宮崎市定『アジア史概説』 第468夜 アジア的複合性の秘密 飯塚浩二『アジアのなかの日本』 第331夜 巴蜀文化が物語る 徐朝龍『長江文明の発見』 第812夜 七タの夜にアジア…

株式会社求龍堂2006.10.30

松岡正剛千夜千冊第4巻 神の戦争・仏法の鬼1闇と一神教 第487夜 ここから世界難問が始まった 旧約聖書『ヨブ記』 第895夜 ユダヤ教誕生の謎と父の謎 ジークムント・フロイト『モーセと一神教』 第492夜 神の暴力を人が模倣する ルネ・ジラール『世の初めから…

株式会社求龍堂2006.10.30

松岡正剛千夜干冊第3巻 脳と心の編集学校 1あいづち俳旬第779夜 桔梗かるかや女郎花 高柳蕗子『はじめちょろちょろたかぱっぱ』 第362夜 なのはなが月のでんきをつけました 金子兜太監修『小学生の俳句歳時記』 第103夜 結構と加減と按配 芳賀綾佐々木瑞枝門…

株式会社求龍堂2006.10.30

松岡正剛千夜千冊第2巻 猫と量子が見ている1理科の黒板 第859夜 全科学のためのクリスマス マイケル・ファラデー『ロウソクの科学』 第660夜 懐手して宇宙見物 寺田寅彦『俳句と地球物理』 第1夜 雪は天から屈いた手紙だった 中谷宇吉郎『雪』 第1248夜 ぽく…

株式会社求龍堂2006.10.30

松岡正剛千夜千冊 遠くからとどく声 第1巻1銀色のぬりえ 第31夜 抽斗に忘れた幼な心 中勘助『銀の匙』 第328夜 柱時計に住んでるホタル 谷内六郎『北風とぬりえ』 第853夜 額縁なんかほしくない 奈街三郎茂田井武『電気スケート』 第882夜 シュールヘんてこ…

仲正昌樹 日本放送出版協会 2006.11.30

1.空回りしたマルクス主義 第1講 現実離れの戦後マルクス主義 第2講 大衆社会のサヨク思想 2.生産から消費へ 第3講 ポストモダンの社会的条件 第4講 近代知の限界 3.80年代に何が起きたか 第5講 日本版「現代思想」の誕生 第6講 「ニュー・アカデミ…

末木文美士 トランスビュー 2006.6.5

はじめに 1いまなぜ仏教か 1多様な仏教 2さまざまな視座 3方法としての仏教2歴吏的概観 1インド 2中国 3日本3テキストの森 1仏典の言語 2仏典の成立 3訳経 4仏典の整理4解釈のバラダイム 1教相判釈 2総合か選択か 3大乗非仏説論5苦悩としての存在 1ブッ…

アーザル・ナフィーシー 白水社 2006

第一部 ロリータ 第二部 ギャツビー 第三部 ジェイムズ 第四部 オースティン エピローグ

坂東眞砂子 集英社 2006

第1話 鬼に喰われた女 源融 第2話 死ぬも生きるも 直唯 第3話 虚空の板 小野春時 為時 第4話 生霊 蝉太郎 大江経国 第5話 月下の誓い 佐伯保道 第6話 歌う女 虎 第7話 蛇神祀り 高陽女 第8話 稲荷詣 尾張兼時 秦武員 第9話 油壺の話 藤原実資 第1…

藤田省三 みすず書房 1997

序 精神の非常時 今日の経験 阻む力の中にあって ナルシズムからの脱却 物に行く道 「安楽」への全体主義 充実を取戻すべく 全体主義の時代経験 現代日本の精神 マルクス主義のバランスシート 三つの全体主義の時代 小さな希望の種子 1996年「みすず」ア…

中井久夫 みすず書房 2006

戦争と平和についての観察 1.はじめに 2.戦争と平和とは非対称的である---まず戦争についての観察 3.「状態」としての平和 4.戦争準備と平和の準備 5.戦争開始と戦争の現実 6.戦争指導層の願望思考 7.日露戦争がなかったら 8.開戦時の論理破綻と「戦…

小田切秀雄編 筑摩書房 1971

一夕観 其一 ある宵われ牕にあたりて横はる。ところは海の郷、秋高く天朗らかにして、よろづの物凛乎として我に迫る。恰も我が真率ならざるを笑ふに似たり。恰も我が局促たるを嘲るに似たり。恰も我が力なく能なく辨なく気なきを罵るに似たり。渠は斯くの如…

片山正樹訳 二見書房 1974

片山正樹訳 二見書房 1974

ドゥルシラ・コーネル 仲正昌樹監訳 御茶の水書房 2006

前書き 第一章序論--共に生ぎること:心的空問、そして性的平等への要求 個体化のためのミニマルな条件の平等な保護 法的平等をめぐる競合する諸理論 第二章分断された自己とさまよえる子宮 イントロダクション 身体的統合性と個体化のための杜会的で象微的…

レアード・ハント 柴田元幸訳 朝日新聞社 2006

1ノア-オーパルの手紙・オレンジ色の目-ノアの許に箱が届く-ヴアージルと盗品の映写機-ヴァージル登揚、ノアの心が漂い出る-ルービー飛行を語る-鶏小屋-オーパルの手紙、開花-ノアとマックス、さまざまな歴史的考察、ニュー・ハーモニー探訪-五十パーセント…

水林章 みすず書房 2005

山城むつみ 『新潮』10月号2006、250-255

ハーヴェイ・ジェイコブズ他 国書刊行会 2006

見よ、かの巨鳥を! ネルスン・ボンド ギャラハー・プラス ヘンリー・カットナー スーパーマンはつらい シオドア・コグスウェル モーニエル・マサウェイの発見 ウイリアム・テン ガムドロップ・キング ウィル・スタントン ただいま追跡中 ロン・グーラート …

坂東眞砂子 朝日新聞社 2006